需給動向 海外 |
トウモロコシは、中国の生産量が大幅に上方修正され、世界の期末在庫はやや改善
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米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は12月9日、2011/12穀物年度(2011年9月〜2012年8月)12月の世界主要農作物月次需給見通しを公表した。USDA/WAOBは世界のトウモロコシ生産量を850万トン、期末在庫を562万トンそれぞれ上方修正した。また、大豆の生産量については31万トン、期末在庫は98万トンそれぞれ上方修正した。
中国の生産量を大きく上方修正
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表11 世界の主要飼料穀物の国別需給見通し(2011年12月9日米国農務省公表) |
資料:USDA/WAOB「World Agricultural Supply and Demand Estimates」 注:年度は、世界各国の穀物年度の単純合計 |
大豆の生産量については、中国は50万トン引き下げたもののカナダとインドが引き上げた結果、世界の生産量を31万トン上方修正した。
輸入については、EUの輸入減により全体では25万トン下方修正した。
輸出については、ブラジルの輸出見込み量を50万トン引き上げたことなどから、世界全体では9万トン上方修正した。搾油向けについては、米国、中国、EUなどの引き下げで、全体で138万トン下方修正した。
在庫については米国やEUが引き上げ、全体では98万トン上方修正し6454万トン(前年比5.7%減)となった。期末在庫率は先月の17.8%から18.1%にわずかに改善した。
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