需給動向 海外 |
豚肉卸売価格、上昇に転じる
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春節需要を見据え、政府は対策を実施 豚肉卸売価格は、2012年5月の中国政府による価格安定対策などにより、比較的安定して推移していたものの、春節(旧正月)などの需要期を控え、11月以降、上昇基調にある。2013年2月の卸売価格は、1キログラム当たり23.1元(347円:1元=15円)と、2012年9月からの5カ月間で12.2%上昇した。 *【参考】中国国務院、春節需要に対する野菜の安定供給に向けて緊急通達を発表(中国) ドイツ産とスペイン産の輸入が拡大2012年の冷凍豚肉の輸入量は、前年比16.3%増の36万7721トンとなり、2009年の3倍の伸びとなった。輸入国別にみると、米国産が同16.1%減の12万5619トンと首位を維持したものの、輸入量は減少した。次いでドイツが6万928トンと、前年と比べ3倍強の伸びとなり、スペインも同43.7%増の5万5244トンとなった。 1月の輸入量でみると、需要期である春節を前に、輸入量は前月比27.2%増とかなり増加している。1月の輸入は、前年のドイツ産とスペイン産に加えて、デンマーク産の調達が進んでいることが特徴づけられる。これまで中国は、比較的安価な米国産、ドイツ産、スペイン産などから調達してきたが、ここにきてデンマーク産やフランス産といった高価格帯の輸入も増えている。 |
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