需給動向 国内

◆鶏 卵◆

平成25年8月のM玉卸売価格、過去3年間で最高値


M玉卸売価格は値上がりが継続

 平成25年8月の鶏卵卸売価格(東京M玉)は、キログラム当たり175円(前年同月比11.5%高)と、過去3年間で最も高い水準となった。日別にみると、8月は、同168円で取引が始まり、月半ばの19日まで横ばいが続いた。その後、20日に同175円、22日に同180円、27日に同190円、29日に同195円と、値上がりが続いた(図14)。

 価格が前年を上回って推移しているのは、猛暑によって卵重が低下し、供給量が減少していることや、「成鶏更新・空舎延長事業」により成鶏の淘汰が進んだことが要因とみられる。また、一般に採卵鶏は、ふ化後約半年を経過してから供用されるが、今年1〜3月の採卵用めすひなえ付け羽数をみると、1月が721万5000羽(前年同月比3.0%減)、2月が731万7000羽(同1.9%減)、3月が752万羽(同6.8%減)といずれも前年を下回っており、このことも影響しているとみられる(社団法人日本種鶏孵卵協会「鶏ひなふ化羽数データ収集調査」)。

 なお、8月の小売価格はキログラム当たり315円(前年同月比3.0%高)と、やや上昇している。
図14 鶏卵卸売価格の推移(東京、M玉)
資料:全農「畜産販売部情報」

4〜6月の平均採卵用めすひなえ付け羽数は前年を下回る

 価格が上昇傾向である中、採卵用めすひなえ付け羽数は前年を下回る水準で推移している。25年4〜6月の平均採卵用めすひなえ付け羽数は780万1000羽となり、前年同期と比較して0.7パーセント下回っている。この3カ月にえ付けされたひなは、半年後の需要期に産卵を迎えることになるため、冬場の価格にどの程度影響するか注目される。

                                        (畜産需給部 岡田 岬)



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