需給動向 海外

◆世 界◆

世界のトウモロコシ生産見通しは依然、高水準


◇絵でみる需給動向◇


 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が8月12日公表した「Grain : World Market and Trade」によると、世界のトウモロコシ生産量(2013/14年度)は、前年度比11.5パーセント増の9億5715万トンと見込んでいる(表11)。国別の生産状況を見ると、米国、メキシコおよび欧州などの生産量見通しが前月の予測値から下方修正されたものの、豊作が見込まれている南米に加え、主要生産国であるウクライナで前年を上回る増産見通しとされている。また、国別の単収見通しを見ると、ウクライナでは生育に適する気温が続いていることから対前年比16パーセント増の1ヘクタール当たり6.04トン、アルゼンチンでは同16.3パーセント増の7.71トンと見込まれている。

 なお、USDAは、2012/13年度のブラジルの生産量見込みをブラジル穀物供給公社(CONAB)が8月8日に発表した生産量見込みを25万トン下回る予測を行っている。

 同年度の世界の輸入量は、主要輸入国である中国に加え、メキシコ、韓国、欧州などで増加が見込まれることから、同5.1パーセント増の1億470万トンとしている。

 一方、同輸出量は、主に増産が見込まれるウクライナや欧州でも前年を上回るとみている。また、同消費量は、増産が見込まれるウクライナやアルゼンチンでそれぞれ同18.2パーセント増、同13.7パーセント増と見込まれており、全体では同7.1パーセント増の9億3009万トンとしている。

表11 主要国におけるトウモロコシの需給見通し(2013年8月12日米国農務省公表)
資料:USDA/FAS「World Markets and Trade」
  注:年度は、世界各国の穀物年度
 なお、同期末在庫は、米国が下方修正されたものの、主にブラジルやウクライナで増加が見込まれることから、同22.0パーセント増の1億5017万トンとしている。

大豆の期末在庫量は、南米の牽引により増加見通し

 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が8月12日公表した「Oilseeds : World Market and Trade」によると、世界の大豆生産量(2013/14年度)は、米国の生産見通しが下方修正されたものの、南米および中国に加えインドやウクライナでも前年を上回ると見込まれたことから、前年度比5.3パーセント増の2億8172万トンと予測している(表12)。
表12 主要国における大豆の需給見通し(2013年8月12日米国農務省公表)
資料:USDA/FAS「World Markets and Trade」
  注:年度は、世界各国の穀物年度

 同年度の世界の輸入量は、主要輸入国である中国に加え、メキシコ(同45.5%増)、エジプト(同15.6%増)、韓国(4.8%増)などで増加するとみられることから、同11.0パーセント増の1億445万トンとしている。

 一方、同輸出量は、特にアルゼンチン(同93%増)で前年を上回るとみており、同11.1パーセント増の1億740万トンとしている。また、同消費量は、主要生産国に加え、インドでも増加が見込まれており、同4.7パーセント増の2億3847万トンとしている。

 なお、同期末在庫は、主にブラジルおよび中国で前年を大幅に上回ると見込まれることから、同16.2パーセント増の7227万トンとしている。

                                      (調査情報部 山神 尭基)


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