需給動向 国内

◆鶏 卵◆

採卵鶏、飼養羽数の減少に歯止めがかかる


 農林水産省が平成26年7月1日に公表した「畜産統計」によると、同年2月1日現在の採卵鶏の飼養戸数は、後継者不足、飼料価格の高騰などによる廃業が続き、前年から90戸減の2560戸(前年比3.1%減)と減少傾向が継続した。

 一方、飼養羽数は、飼養戸数が減少する中、採卵鶏農家の大規模化が進展し、1億7234万9000羽(同0.1%増)となった。このうち、成鶏めす飼養羽数は1億3350万6000羽(同0.3%増)と、こちらも減少に歯止めがかかる結果となった。

 この結果、1戸当たりの成鶏めす飼養羽数は5万2200羽となり、前年から2000羽増加した(図6)。

 採卵鶏の飼養戸数を全国農業地域別に見ると、主要産地である関東・東山、東海、九州、東北をはじめ、北陸を除く全ての地域で減少した。

 一方、成鶏めす飼養羽数は、同じく主要産地では関東・東山が前年並みとなったほか、東日本大震災からの復興が続く東北、中国が2年連続で増加し、九州、近畿も増加に転じたものの、その他の地域では減少する結果となった。

 なお、成鶏めす飼養羽数の地域別割合に大きな変化はなく、平成26年は関東・東山(24.3%)、東海(14.3%)、九州(14.2%)、東北(13.5%)の順となっている(表6)。
図6 採卵鶏の飼養戸数・成鶏めす羽数の推移

資料:農林水産省「畜産統計」
注1:数値は各年の2月1日現在
  2:成鶏めすとは種鶏を除く6カ月以上のめすの鶏をいう。
  3:飼養戸数は、種鶏およびひな(6カ月未満)のみの飼養者および成鶏めす羽数
   1千羽数未満の飼養者を除く。
  4:平成22年は世界農林業センサス実施年のためデータがない。
表6 全国農業地域別の採卵鶏飼養戸数・成鶏めす飼養羽数

資料:農林水産省「畜産統計」
  注:数値は各年の2月1日現在

(畜産需給部 藤原 琢也)


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