需給動向 国内

◆鶏 卵◆

鶏卵相場、引き続き高水準ながらも、弱含みで推移


5月の卸売価格、前年同月比40円高

 平成26年5月の鶏卵卸売価格(M玉、東京)は、3カ月連続で前月より値を下げたものの、10カ月連続で前年同月を上回る204円(前年同月比40円高)と依然として高水準を維持している。ただし、前月比では3カ月連続の低下となった(図9)。

 鶏卵の卸売価格は例年、大型連休明けから低下傾向(平成23年度は、日本大震災の影響で例外)で推移し、本年も、連休明けの5月7日、12日とそれぞれ10円ずつ低下した。しかし、加工・業務筋からの底堅い需要に下支えられ、昨年下期から続く高水準での推移が継続している。 

 今後については、供給面では、温暖な気候が続いており、順調な生産が期待される。一方、需要面では、例年どおり、梅雨を迎え消費意欲が減退し、その後は気温の上昇に伴いさらに需要が低下すると予想されている。よって、鶏卵相場も、例年どおり夏場に低下するとの声が多い。

4月の家計消費量、消費増税の影響もあり減少

 鶏卵需要の約5割を占めると言われている家計消費について見ると、26年4月の家計消費量は、消費増税の影響もあり、1人当たり784グラム(前年同月比4.6%減)と2カ月連続して前年同月を下回った。

 一方、家計消費金額(税込)は、1人当たり246円(同11.6%増)と、10カ月連続で前年を上回る好調な推移が続いている(図10)。

 この要因としては、消費増税に加え、食料品価格が全般的に上昇する中、鶏卵においても、量販店での特売頻度が減少したことによるものと考えられる。
図9 鶏卵相場の推移(東京、M玉基準値)

資料:全国農業協同組合連合会「畜産販売部情報」
注1:価格は消費税を含まない。
注2:平成23年上半期においては、東日本大震災の影響により、鶏卵の生産、出荷、流通が停滞
    したことにより、相場が上昇した。
図10 鶏卵の家計消費量および消費金額の推移

資料:総務省「家計調査報告」
注1:金額は消費税を含む。
注2:贈答用等自家消費以外のものを含む。
(畜産需給部 藤原 琢也)


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