需給動向 国内 |
5月の卸売価格、前年同月比40円高 平成26年5月の鶏卵卸売価格(M玉、東京)は、3カ月連続で前月より値を下げたものの、10カ月連続で前年同月を上回る204円(前年同月比40円高)と依然として高水準を維持している。ただし、前月比では3カ月連続の低下となった(図9)。 4月の家計消費量、消費増税の影響もあり減少鶏卵需要の約5割を占めると言われている家計消費について見ると、26年4月の家計消費量は、消費増税の影響もあり、1人当たり784グラム(前年同月比4.6%減)と2カ月連続して前年同月を下回った。一方、家計消費金額(税込)は、1人当たり246円(同11.6%増)と、10カ月連続で前年を上回る好調な推移が続いている(図10)。 この要因としては、消費増税に加え、食料品価格が全般的に上昇する中、鶏卵においても、量販店での特売頻度が減少したことによるものと考えられる。
(畜産需給部 藤原 琢也)
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