需給動向 海外 |
2014/15年度のトウモロコシの生産量を
3カ月連続で上方修正
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米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は10月10日、2014/15穀物年度(9月〜翌8月)の国内外の主要農作物需給見通しを公表した。これによると、米国のトウモロコシの生産量は、前月の見通しを上回る増加が見込まれている。 単収をさらに上方修正し、生産量は前年度比3.9%増 2014/15年度のトウモロコシ生産量は、収穫面積が前月値から下方修正されたものの、単収が上方修正されたことから、前年度比3.9%増の144億7500万ブッシェル(3億6767万トン)としている(表17)。 輸入量は、生産増が見込まれることで前月値から下方修正され、同30.6%減の2500万ブッシェル(64万トン)となった。一方、輸出量は、前月値から据え置かれている。また、期末在庫は、供給量が消費量を上回るとの見込みから上方修正され、在庫率は15.2%と前年度から大幅な増加としている。 生産者平均販売価格は、生産量や在庫率が上方修正され、さらに需給緩和が予想されることで、前月値から下値および上値とも引き下げられ、1ブッシェル当たり3.10〜3.70ドル(342〜409円)としている。
(調査情報部 渡邊 陽介)
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