需給動向 海外 |
2014/15年度のトウモロコシの生産量を
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米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は9月11日、2014/15穀物年度(9月〜翌8月)の国内外の主要農作物需給見通しを公表した。これによると、米国のトウモロコシの生産量は、前月を上回る単収見込みから前月から上方修正となった。
トウモロコシ、単収は170ブッシェルの大台へ2014/15年度のトウモロコシ生産量は、収穫面積が前月値に据え置かれたものの、良好な生育状況を反映し単収増が見込まれることで、2カ月連続での上方修正となり、前年度比3.4%増の143億9500万ブッシェル(3億6563万トン)としている(表12)。輸出量は、生産増が見込まれることで前月から上方修正され、干ばつで輸出が減少した2012/13年度を2倍以上も上回る高水準となる17億5000万ブッシェル(4445万トン)となった。ただし、20億ブッシェル(4900万トン)に近い水準が見込まれる前年度からは9.1%減少するとしている。 期末在庫は、供給量が消費量を上回るとの見込みから3カ月連続で上方修正され、在庫率は14.7%と大幅な回復としている。 生産者平均販売価格は、生産増や在庫率の上昇見込みから、さらに需給緩和が予想されることで、前月見通しから下値および上値とも引き下げられ、1ブッシェル当たり3.20〜3.80ドル(335〜398円)と、4ドル台を下回るとしている。
(調査情報部 山神 尭基)
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