需給動向 海外

◆世 界◆

2014/15年度の世界のトウモロコシ生産量、
10億トンに迫る


 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が2月10日に公表した「Grain:World Markets and Trade」によると、世界のトウモロコシ生産量(2014/15年度)は、前年度並みの9億9129万トンと見込まれている(表12)。前月の予測値からの変更点としては、米国で2年連続の豊作となったことやアルゼンチンおよびウクライナなどで生育に適した天候に恵まれ、単収が上方修正されたことなどから前月の予測値から320万トン引き上げられた。

 輸入量は、中国が米国産の遺伝子組み換えトウモロコシのうち、一部品種の輸入を制限し、代替としてソルガムの輸入にシフトするとみられることから、同9.9%減の1億1689万トンとしている。一方、輸出量は、主に中国からの引き合いが減少するとみられることから減少見込みとされた。

 また、消費量は、世界的な豊作による価格安により主要国で増加が見込まれることから、同2.3%増の9億7545万トンとしている。なお、期末在庫は、生産量が前月から上方修正されたことから、同9.1%増の1億8964万トンと見込まれている。

表12 主要国のトウモロコシ需給見通し(2015年2月10日米国農務省公表)
資料:USDA/FAS「Grain: World Markets and Trade」
  注:各国の穀物年度 世界、米国、ウクライナ:9月〜翌8月/中国:10月〜翌9月/
   アルゼンチン、ブラジル:3月〜翌2月

価格安を受け世界の大豆消費量は増加

 USDA/FASが2月10日公表した「Oilseeds:World Markets and Trade」によると、世界の大豆生産量(2014/15年度)は、生育が良好に進み主要国で増産となったことから、前年度比11.0%増の3億1506万トンとしている(表13)。

 輸入量は、主に中国の増加が見込まれることから、同2.5%増の1億1366万トンとしている。

 一方、輸出量は、豊作が見込まれるアルゼンチンや価格安で推移する米国での増加が見込まれることから、同4.0%増の1億1718万トンとしている。

 また、消費量は、主要生産国での増産に伴い価格の低下が見込まれることから、同5.7%増の2億5452万トンとしている。なお、期末在庫は、中国を除く生産国で大幅な増加が見込まれることから、同34.7%増の8926万トンとしている。

表13 主要国の大豆需給見通し(2015年2月10日米国農務省公表)
資料:USDA/FAS「Oilseeds: World Markets and Trade」
  注:各国の穀物年度 世界、米国、ウクライナ:9月〜翌8月/中国:10月〜翌9月/
   アルゼンチン、ブラジル:3月〜翌2月
(調査情報部 山神 尭基)

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