本病は、発症した豚が主に水様性下痢を呈し、特に哺乳豚での致死率が高い(50〜100%)ことが特徴です。本病ウイルスは下痢便中に排泄され、主に経口感染により周囲の豚に感染します。
本病ウイルスは環境中でも比較的強く、豚舎や運搬車両などにおいて、長期間、豚への感染性を維持した状態で存在し続けることがあること、過去3年においては、気温の低下する時期に本病の発生が増加していることを踏まえ、再度、飼養衛生管理の徹底、ワクチンの適切な使用などの対策を講じる必要があります。
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