需給動向 海外 |
トウモロコシ在庫量は前年度をかなりの程度上回る見込み
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米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は2月9日、2015/16穀物年度(9月〜翌8月)の国内外の主要農作物需給見通しを公表した。米国のトウモロコシ需給見通しは次の通りである。 輸出量は4カ月連続で下方修正 生産量については、作付面積、収穫面積および単収がいずれも前月予測から変化がなく、前年度比4.3%減の136億100万ブッシェル(3億4547万トン)と前月予測から据え置かれた(表11)。 消費量については、飼料等向けが据え置かれたものの、エタノール向けが前月より2500万ブッシェル(63万5000トン)上方修正された。 輸出量は、米ドル高で推移する為替相場や、低調に推移する海上運賃の影響を受けて価格競争力が高いブラジル産のシェアが拡大傾向にあることから、4カ月連続で前月予測から5000万ブッシェル(127万トン)下方修正され、前年度比11.5%減の16億5000万ブッシェル(4191万トン)と見込まれている。 この結果、期末在庫は4カ月連続で前月予測から積み増し、前年度比6.1%増の18億3700万ブッシェル(4666万トン)と見込まれている。 また、生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり3.35米ドル〜3.85米ドル(1キログラム当たり16.1円〜18.5円:1米ドル=122円)と、前月予測から上下の幅が縮小された。 (調査情報部 野田 圭介)
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