需給動向 海外

◆米 国◆

豚飼養頭数は2年連続で過去最高を更新


産子数も過去最高を記録

米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)が2017年6月29日に公表した「Quarterly Hogs and Pigs」によると、6月1日時点の豚飼養頭数は、低飼料コストによる分娩母豚頭数の増加などから、前年比3.4%増の7165万頭と過去最高を更新した(表3)。

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飼養頭数を種類別に見ると、繁殖豚が同1.5%増の606万9000頭となったほか、肥育豚も、同3.6%増の6558万1000頭となり、いずれの重量カテゴリーも前年を上回った。

2017年3〜5月の分娩母豚頭数は、前年同期比3.1%増の306万頭となった。同期間の1腹当たり産子数は、同0.7%増の10.55頭、産子数は同3.8%増の3226万4000頭と、それぞれ同期間としては過去最高を記録した。

肥育豚頭数の増加でと畜頭数は高水準

USDA/NASSが2017年6月22日に公表した「Livestock Slaughter」によると、5月の豚と畜頭数は、前年同月比8.4%増の995万1000頭、1頭当たり平均枝肉重量(連邦政府検査ベース)は、同0.9%減の95.7キログラムとなった。これにより、同月の生産量は、前年同月比7.5%増の95万1000トンとなった(図5)。また、同年1〜5月では、前年同期比3.1%増の476万トンとなった。

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2017年の第2四半期(4〜6月)の豚肉生産量についてUSDAは、前年同期比3.2%増の279万2000トンを見込んでいる。

食肉パッカーの収益性は良好

米国農務省経済調査局(USDA/ERS)によると、2017年6月の肥育豚価格(速報値)は、前年同月比0.6%高の100ポンド当たり58.75米ドル(1キログラム当たり146円:1米ドル=113円)とわずかに前年同月を上回った(図6)。

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また、2017年6月の豚肉卸売価格(速報値)は、国内外からの強い需要により、同6.9%高の同94米ドル(同234円)となった。

USDAは、豚肉卸売価格が4月の終わりごろから上昇し始めたことから、5月の食肉パッカーの収益性は、前年同月よりも69%以上高かったとしており、卸売価格がさらに上昇した6月も引き続き良好だったと推測される。

豚肉輸出量は増加傾向で推移

USDA/ERSが2017年6月5日に公表した「Livestock and Meat International Trade Data」によると、1〜4月の豚肉輸出量は、増産と価格の低下などにより、前年同期比14.6%増の85万9000トンとかなり大きく前年同期を上回った(表4)。

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輸出先国・地域別に見ると、最大の輸出先であるメキシコ向けが前年同期比28.0%増の27万トンとなったほか、日本(同5.8%増)および韓国(同30.3%増)などで増加した。一方、中国(同17.0%減)および香港(同13.1%減)はかなり大きく減少した。

(調査情報部 渡邊 陽介)


				

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