機構から 畜産の情報 2017年3月号

平成28年度「畜産の情報」に関するアンケート調査結果の概要

調査情報部


 当機構では、「畜産の情報」への読者の皆様の評価を把握するとともに、「畜産の情報」の内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しております。このほどその結果を取りまとめましたので、次の通り概要を紹介いたします。

 なお、皆様から回答いただきましたアンケート調査のご意見・ご要望は、「畜産の情報」の改善に役立てさせていただきます。

1.調査の概要

 平成28年10〜11月に「畜産の情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送・筆記方式により行いました(アンケートの送付数、回答数、回収率は下表の通り)。

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2.結果の概要

(1) 「畜産の情報」への評価

 「畜産の情報」への評価(5段階)は、「満足」が36%、「ほぼ満足」が49%、「普通」が14%となりました。

 また、5段階評価の評点の平均値は4.2でした。

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(2) 情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど総合的な評価

 よく見られている記事について、情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど、ご記入頂いたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。

〇誌面全般に関すること

・畜産関係情報の総合誌として満足している。

・肉と乳がバランス良く記載されている。

・記事もコンパクトにまとめられており、図表も見やすく満足しています。

・インターネットの情報入手は、信頼度に不安。貴情報誌は、信頼度の高い法人で提供されるまとまった情報は貴重。

・カラーページで図表が見やすい。国内、海外の情報が充実しており、一冊で動向が把握できてよい。

・書籍のサイズをコンパクト(B5判)にして欲しい。

・資料の累計が年度になっていますが、年次の累計もあれば便利であると思います。

・大きなポイントを見出しで解り易い様にアピールして欲しい。

・大学や試験研究機関から出されているような専門的な内容は避けてできるだけ誰が見ても分かりやすい平易な内容にして欲しい。

・現行のまま印刷物による情報提供を希望します。

〇図表・写真に関すること

・図表が満遍なく配置されており、2段組みの文章も読みやすく、満足できる構成になっていると思う。

・現状の記述も図表も大変分かりやすいので、このままの形式で継続して欲しい。

・生産などについては、やはり写真で見られるのが分かりやすくてよいと思います。

・特集などは記事の図表を増やすと理解がしやすくなるのでお願いしたい。

・情報量が多く文章も読みやすくて良いと思う。ただ、その分読み疲れてしまうので写真をもう少し多くして欲しい。

・データはグラフよりも数値で示して欲しい。

・イラストなどを使うと一層見やすくなる。

・図表内の文字が小さく読みづらい時があるので、注意していただきたい。

・海外情報に関しては、写真をもっと増やして欲しい。

・グラフや図表などでデータの推移状況を載せる際には、可能な限りさかのぼって記載して欲しい。

〇需給動向について

・国内の消費動向に関することを一層充実させていただきたい。

・牛乳・乳製品の需給動向に関する記事を、情報収集に活用している。

・国内需給動向について生産指導の知識として活用している。

・消費者としては、「絵で見る世界の畜産物需給」が分かりやすく、また、どの国から輸入されているのか確認できるのがよい。

・需給・価格の動きをもっと深く分析して欲しい。

・需給動向などの情報データは、もっと直近のデータが欲しい。

・配合飼料の生産、価格動向に関する指標を充実して欲しい。

・需給動向は定型的に記載されたものではなく、解説を加え、より分かりやすい記述にならないものかと思う。

・食肉の需給動向など、海外の生産状況は情報を入手する機会がないので、非常に参考になっている。

・需給動向のグラフ中に、特筆すべきことを「吹き出し」などを用いて、図の中で示していただけるとより分かりやすくなると思います。

・需給動向のページで、項目が変わる時に、ページが変わっていると見やすい。

・国内の畜産物の需給動向(牛肉、豚肉、鶏肉、牛乳・乳製品、鶏卵)に飼料の価格動向を加えて、トピックとして1ページにまとめたものがあるとよい。

〇調査・報告、海外情報について

・海外情報の地域、国別がとても分かりやすく活用している。写真、図が多いほどよい。コラム記事もよくできている。

・日本のみならず、外国の情報・調査報告内容、統計データも充実。大変参考になっています。

・畜肉処理施設関連情報は、元々公開されている情報が少ないことから、「調査・報告」で提供される情報は貴重である。

・日本のみならず、外国の情報・調査報告内容、統計データも充実、大変参考になっています。

・ドイツの畜産状況、振興施策、公害対応など、わが国と対比して解説に欲しい。学ぶ点があるはず(ドイツは食料自給を重視しながら発展してきている)。

・消費者が求めている畜産物のもう少し詳しい市場調査が欲しい。

・調査・報告や海外情報は興味深い記事があり、よく読んでいます。時間がない時に、「まとめ」的な章を設けて、この章だけを読めば概要がつかめるようにしていただけると助かります。

・国内外の情報を幅広く得られるが、国内の情報の掲載割合を増やして欲しい。

・畜産クラスター事業と利用していない協議会の取り組みについての情報や家族経営から法人経営に移行した際のメリット・デメリットについての情報を載せて欲しい。

・取り組み事例の全ては、順調に推移している旨の記事があるが、その後の状況や失敗事例などがあれば役に立つのではないかと思う。

(3) 今後掲載を希望する記事

 今後、「畜産の情報」に掲載して欲しい記事について、ご記入頂いた意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。

・TPP関連情報

・6次化産業の成功事例の特集

・日本への輸出割合が高い国の需要動向。中国などの新興国の需要動向

・海外の生産技術・新技術など特にIT技術の導入事例

・搾乳ロボットなどの新技術の情報

・家畜防疫への取り組みや疫病情報および対策

・畜産クラスター事業での優良事例

・国産畜産物の輸出に関する情報

・養鶏・鶏卵に関する情報

・飼料に関する情報

 当機構では、アンケート調査の結果を踏まえ、より充実した情報提供に努めてまいります。

 なお、「畜産の情報」の記事や統計資料や需給情報については、ホームページでも公表しておりますので、そちらも併せてご利用ください。
http://www.alic.go.jp/livestock/index.html


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