2017/18年度産の単収を上方修正
米国農務省世界農業観測ボード（USDA/WAOB）は9月12日、2017/18年度（9月〜翌8月）の米国の主要農作物需給見通しを公表した。このうち、米国のトウモロコシ需給見通しは、次の通りである。
生産量は、単収が前月から上方修正されたものの、141億8400万ブッシェル（3億6027万トン（注））と前年度を6.4%下回ると見込まれている。ただし、依然として高水準にある（表17）。
消費量は、供給増による価格の下落を背景とした需要の増加により、同0.9%増の124億ブッシェル（3億1496万トン）と見込まれている。
輸出量は、南米産との競合などにより、同19.4%減の18億5000万ブッシェル（4699万トン）と見込まれている。
これらの結果、期末在庫は、同0.6%減の23億3500万ブッシェル（5931万トン）と見込まれている。
また、生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり2.80~3.60米ドル（1キログラム当たり12.2~15.7円：1米ドル＝111円）と見込まれている。
（注） 1ブッシェルを25.4キログラムとしてALICにより換算。
（調査情報部 渡邊 陽介）