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2018/19年度の米国のトウモロコシ在庫量は前年度比23.4%減の見込み
米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は7月12日、2018/19年度(9月〜翌8月)の米国の主要農作物需給見通しを公表した。このうち、米国のトウモロコシ需給見通しは、次の通りである。
生産量は、収穫面積と単収がいずれも前年度をわずかに下回ることから、前年度比2.6%減の142億3000万ブッシェル(3億6144万トン(注))と見込まれている(表15)。
消費量は、飼料等向けが前年度をわずかに下回るものの、食品・種子・その他工業向けの大部分を占めるエタノール向けが前年度を0.4%上回ることから、同0.2%増の125億3000万ブッシェル(3億1826万トン)と見込まれている。
輸出量は、記録的な水準となった前年度を7.3%下回る22億2500万ブッシェル(5652万トン)と見込まれている。
これらのことから、期末在庫は前年度から大幅に取り崩され、同23.4%減の15億5200万ブッシェル(3942万トン)と見込まれている。
また、生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり3.30〜4.30米ドル(1キログラム当たり14.6〜19.0円:1米ドル=112円)と見込まれている。
(注) 1ブッシェルを25.4キログラムとしてALICが換算。
(調査情報部 野田 圭介)