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2018/19年度の米国のトウモロコシの期末在庫は、前年度比22.9%減
米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は5月10日、2018/19年度(9月〜翌8月)の米国の主要農作物需給見通しを公表した。このうち、米国のトウモロコシ需給見通しは、次の通りである。
生産量は、収穫面積と単収が前年度を下回ることから、前年度比3.9%減の140億4000万ブッシェル(3億5662万トン(注))と見込まれている(表15)。
消費量は、エタノール向けなどが増加する一方、飼料等向けが減少することから、同0.4%減の124億9000万ブッシェル(3億1725万トン)と見込まれている。
輸出量は、大幅な増産が見込まれるウクライナやロシアとの競合を背景に、同5.6%減の21億ブッシェル(5334万トン)と見込まれている。
これらのことから、期末在庫は、同22.9%減の16億8200万ブッシェル(4272万トン)と見込まれている。
また、生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり3.30〜4.30米ドル(1キログラム当たり14.3〜18.6円:1米ドル=110円)と見込まれている。
(注)1ブッシェルを25.4キログラムとしてALICが換算。
(調査情報部 野田 圭介)