機構から 畜産の情報 2018年3月号

平成29年度「畜産の情報」に関するアンケート調査結果の概要

調査情報部


当機構では、「畜産の情報」への読者の皆様の評価を把握するとともに、「畜産の情報」の内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しています。このほどその結果を取りまとめたので、次の通り概要を紹介します。

1.調査の概要

平成29年10〜11月に「畜産の情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送・筆記方式により行いました(アンケートの送付数、回答数、回収率は下表の通り)。

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2.結果の概要

(1) 「畜産の情報」への評価

「畜産の情報」への評価(5段階)は、「満足」が34%、「ほぼ満足」が48%、「普通」が16%となりました。また、5段階評価の評点の平均値は4.2でした。

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(2) 情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど総合的な評価

よく見られている記事について、情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど、ご記入いただいたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。

○誌面全般に関すること

 ・長くて難しい記事が多いので、短時間で気軽に読めるコラムやコンパクトな短文記事もあると良いと思われる。

 ・表紙を見て、読みたい記事を見つけることが多いので、文字の大小や配置など特徴ある表紙作成をお願いしたい。

 ・ペーパーレス化志向が高まる状況下に大変でしょうが、可能な限り印刷物による情報提供をお願いしたい。

 ・別冊統計資料については、利用しやすいため、今後も継続してほしい。

 ・畜産全体の情報が掲載されているため、他の専門誌とはまた異なる重要性を感じている。

○図表・写真に関すること

 ・全体的に堅苦しい感じがあるので、図を大きくしてもっととっつきやすくしてほしい。

 ・全体的には満足しているが、細かい図表がもう少し大きく載せられていると、より見やすい。

 ・「絵で見る世界の畜産物需給」など、違いがはっきりと分かる色やデザインに変更してほしい。

 ・文字が大きく、見出しや図、グラフが工夫されており、とても読みやすい(写真もカラーで見やすい)。

 ・グラフやカラー刷りで分かりやすいので、農家向けの研修会などに利用している。

○需給動向について

 ・海外よりも国内の情報をより詳細に充実させて、なるべく最新の情報にしてほしい。

 ・海外の需給と国内の需給を合わせて、その動向を分析したようなコラムがほしい。

 ・海外需給動向の記事を、顧客への現状説明のソースとして役立てている。

 ・畜産物の生産動向や価格動向などを、地域の畜産農家指導や計画の作成などに利用している。

 ・国内外需給動向の記事を今後の商品構成の立案、相場予測の参考として活用している。

○調査・報告、海外情報について

 ・鳥インフルエンザや口蹄疫などの家畜の防疫関係について、もっと詳しく掲載してほしい。

 ・調査・報告などでは、優良、失敗どちらの事例もバランスよく掲載してほしい。

 ・海外の畜産情勢を効率的に把握できる唯一の情報源であるため、今後も一層の充実をお願いする。

 ・海外情報には、写真やコラムを活用して、現地の空気感が伝わるような記事を期待している。

 ・海外駐在員事務所がなくなってしまい残念ですが、引き続き出張ベースでの海外レポートを期待している。

(3) 今後掲載を希望する記事

今後、「畜産の情報」に掲載して欲しい記事について、ご記入いただいた意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。

 ・日欧EPA、HACCP、TPP11、日米FTA、J-GAPなど最新情報 

 ・肉用牛の増頭、乳用育成牛の確保など農家・組織・地域での国内優良事例

 ・中国を中心としたアジア各国などの各畜種や飼料の需給動向や消費トレンド

 ・畜産経営や6次産業化に関する情報や話題

 ・ドローン、GPS、ITやAIの活用、スマート農業などに関する新技術情報 

 ・優良事例、協議会の展開や活動事例など畜産クラスターに関する情報

 ・家畜の疾病に関する情報 

 ・日本の農畜産物の海外での需要や輸出に係る動向や成功事例

 ・海外の新しい技術や制度、取り組みなどに関する情報

 ・養鶏情報

当機構では、アンケート調査の結果を踏まえ、より充実した情報提供に努めてまいります。

なお、「畜産の情報」の記事のほか、統計情報や海外のトピックスについては、ホームページでも公表しておりますので、そちらも併せてご利用ください。

https://www.alic.go.jp/livestock/index.html


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