需給動向 海外 |
2018/19年度の米国トウモロコシの単収は上方修正
米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は8月10日、2018/19年度(9月〜翌8月)の米国の主要農作物需給見通しを公表した。このうち、米国のトウモロコシ需給見通しは、次の通りである。
生産量は、単収が上方修正され前年度をわずかに上回るものの、収穫面積が前年度を下回ることから、前年度比0.1%減の145億8600万ブッシェル(3億7048万トン(注))と見込まれている(表19)。
消費量は、飼料等向け、食品・種子・その他工業向けのいずれも前年度を上回ることから、同1.0%増の126億3000万ブッシェル(3億2080万トン)と見込まれている。
輸出量は、記録的な水準となった前年度を2.1%下回る23億5000万ブッシェル(5969万トン)と見込まれている。
これらのことから、期末在庫は前年度から大幅に取り崩され、同16.9%減の16億8400万ブッシェル(4277万トン)と見込まれている。
また、生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり3.10〜4.10米ドル(1キログラム当たり13.7〜18.1円:1米ドル=112円)と見込まれている。
(注)1ブッシェルを25.4キログラムとしてALICが換算。
(調査情報部 渡邊 陽介)