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2018/19年度の世界のトウモロコシ生産量はやや増加の見込み
米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が2018年8月10日に公表した「Grain:World Markets and Trade」によると、2018/19年度の世界のトウモロコシ生産量は、米国を除く主要生産国で前年を上回ることなどから、前年度比2.7%増の10億6105万トンと見込まれている(表17)。
輸出量は、ブラジルやアルゼンチン、ウクライナが前年度を上回るとの見込みに加え、減産が見込まれる米国も前月予測が上方修正されたことから、同4.9%増の1億5703万トンと見込まれている。輸入量は、EUや韓国、サウジアラビアなどで増加することから、同4.9%増の1億5703万トンと見込まれている。
消費量は、世界最大級の消費国である米国や中国で増加することなどから、同2.9%増の10億9890万トンと見込まれている。
期末在庫は、消費量が生産量をやや上回ることから、同19.6%減の1億5549万トンと前年度を大幅に下回ると見込まれている。
USDA/FASが8月10日に公表した「Oilseeds:World Markets and Trade」によると、2018/19年度の世界の大豆生産量は、主要生産国で増産が見込まれることに加え、前年度に干ばつで減産となったアルゼンチンの反動などにより、前年度比9.0%増の3億6710万トンと見込まれている(表18)。米国は、収穫面積は据え置かれたものの、単収の増加見込みにより、前月予測から上方修正された。
輸出量は、アルゼンチンで増加することから、同2.8%増の1億5796万トンと見込まれている。輸入量は、最大の輸入国である中国でわずかに減少するものの、EUやメキシコなどで増加することから、同0.9%増の1億5483万トンと見込まれている。
消費量(搾油仕向け)は、最大消費国である中国などで増加することから、同4.9%増の3億867万トンと見込まれている。
期末在庫は、米国、アルゼンチンで前年を大幅に上回ることなどから、同10.8%増の1億594万トンと見込まれている。