四川省が畜産業振興目標を決定 (中国)



 

「第九次五カ年計画」 の目標

 四川省牧畜食品事務局は、 四川省当局が 「第九次五カ年計画」 における (畜産 業の) 振興計画を決定したと発表した。 それによると、 品目ごとの生産増計画 (年平均伸び率の目標値) は、 次のとおりとなっている。 ・豚肉                 2% ・牛肉、 羊肉、 家きん肉、 兎肉     10% ・家きんの卵              5% ・乳類                 2%  また、 「第9次五カ年計画」 の最終年である2000年の品目別生産数量目標を、 次のとおり設定している。 ──────────────────────────────────────────   品 目     2000年目標    増加率  1994年実績 ──────────────────────────────────────────  豚 肉        533    (10.8%) 481万トン    牛肉・羊肉       38    (79.2%)  21     家きん肉、兎肉    105    (56.7%)  67   上記合計       676    (18.8%) 569   ──────────────────────────────────────────  肉類の前生産量    700    家きんの卵       96    (34.3%)  72    ──────────────────────────────────────────  (その他)肉類全体に占める、豚肉以外のシェアを、第8次5カ年計画の実績より5%以上       増やすこと。    

2000年の畜産生産額目標

 また、 「第9次五カ年計画」 期間中の畜産業の生産高 (金額ベース) の成長率 を3%とし、 2000年の総生産額の目標を450億元 (約5千850億円) と設定した。 (参考)  四川省は、 中国で畜産が最も盛んな地域で、 その全国に対するシェアは、 主要 食肉の生産では13%、 また最も重要な豚肉の生産では15%で、 いずれも第1位を 占めている。 したがって、 四川省の生産計画が、 全国の需給動向に与える影響は 極めて大きい。 なお、 生乳生産においても第5位となっている。 (以上、 いずれ も94年の実績による) (96. 01. 02 「肉禽蛋信息」 より)
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