減少が続く牛飼養頭数


◇絵でみる需給動向◇


●●●総飼養頭数は9年連続で減少●●●

 米国農務省(USDA)がこのほど発表した牛の飼養動向調査によると、2004年7月1日現在における牛の総飼養頭数は、前年を0.3%下回る1億360万頭となった。7月1日現在の飼養頭数としては、95年の1億1,130万頭をピークに9年連続の減少となる。米国のキャトルサイクルは、継続的に続く干ばつの影響もあり、下降局面が継続していることが明らかとなった。

●●●更新用肉用未経産牛は3カ年ぶりで増加●●●

 飼養頭数の内訳を見ると、牛群再構築の指標となる繁殖雌牛は、肉用、乳用の合計で前年比0.5%減の4,250万頭となった。また、未経産牛については、同0.3%増の1,595万頭となり、その内訳をみると更新用肉用牛では前年比4.3%増の480万頭、更新用乳用牛は前年同の360万頭、その他同1.9%減の755万頭となった。

 肉用雌牛の飼養頭数の増減を主要な州別に見ると、前年と比べ増加しているのがミズーリ州(7%増230万頭)、ネブラスカ州(4.6%増の204万頭)、カンザス州(3.6%増173万頭)で、一方減少しているのが、コロラド州(11.1%減の71万頭)、テキサス州(1.6%減の610万頭)およびサウスダコタ州(1.5%減の195万頭)である。

 毎年、報告されてきた干ばつも終息に向かいつつあり、草地の状況が安定したことと、好調な国内需要を反映して更新用肉用雌牛を中心として保留意欲が高まっているものと考えられる。

●●●雌牛と畜頭数も減少●●●

 USDAは、2004年上半期の雌牛と畜頭数が年度当初に比べ15%減少していおり、西部の山岳区から大平原の米国西部ほぼ全域で現在のような良好な草地の状況が継続されれば保留が増加し、2004下半期は、さらにと畜頭数が減少し厳しい牛肉の供給状態になると見込んで入る。


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