●●●生産量は前年度比2%増の見込み●●● 米国農務省(USDA)によると2004/05年度のトウモロコシ生産量は前月の予想より作付面積が2%増加したことにより生産量も前年度比で2%増加するとされる。生産者からの報告を取りまとめた結果、今年は、作付面積の45%に遺伝子組換え種子を作付けしているとされるため、収穫量は前年度より40%増加し1エーカー当たり145ブッシェルと予想されている。 USDAは、8月2日現在の米国におけるトウモロコシの作柄動向を公表した。これによると、主要18州の作柄は、「優」(Excellent)と「良」(Good)の合計が76%で、前週(7月26日現在)と比較して1ポイント下回ったものの、干ばつの影響から回復基調となった前年同期(67%)を7ポイント上回っている。州別には、ペンシルベニア州の86%からカンザス州とノースダコタ州のそれぞれ65%と格差が見られるが全体としては良好な作柄といえる。 ●●●生育状況も良好●●● また、生育状況を見ると、シルキング(雌穂の開花)が完了した比率は前年同期を2ポイント下回る84%となっている。最近は気候的に良好で、シルキングはコーンベルト地帯およびグレートプレインを中心に進んでいるものである。一方、ドウ(受粉後、ミルク状穀粒の中身が柔らかい塊になった状態)の比率は前年同期を4ポイント上回る28%となっており、昨年より生育が順調に進んでいるとされる。 |
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