EFSAの1回目の活動見直し 欧州食品安全機関(EFSA)の15回目の運営理事会(Management Board)が6月22日に開催され、EFSAの活動についての見直し(review)の実施スケジュールなどを決めた。この見直しは、食品法の一般原則と欧州食品安全機関の設立、および食品安全性に係る欧州議会および理事会規則(EC/178/2002)の第61条に基づくものであり、このたびその1回目を行い、それ後6年ごとに行われるものである。 予備調査の結果を公表 今回の運営理事会では、上記の見直しに先立って行われた予備調査の結果が公表されている。この予備調査は、関係者のEFSAに対する印象、期待とその実績についての評価、さらなる能力の改善のために実施すべきことについて、EFSAに関係する機関である欧州委員会、欧州議会、加盟国の食品安全担当機関、科学パネル、産業界、消費者、国際的な報道機関、NGOsなどの代表者を中心に合計21名に対して会見形式で本年の3月5日から4月15日の間に行われた。 予備調査の結果は、おおむね良好 調査の結果は、牛海綿状脳症やダイオキシン汚染などの食品に関する事件後において、EFSAが消費者の信頼を回復する上で重要な役割を果たしていると関係者が考えていることが明らかとなった。 パルマへの移転予算も承認 EFSAは現在暫定的に、ブリュッセルに所在しているが、昨年12月の欧州サミットにおいて、EFSAの所在地をイタリアのパルマとすることが決定した。今回の運営理事会においては、EFSAのパルマへの移転に関する予算も承認された。これにより、この秋から移転作業を開始し、1年間以上の期間をかけ、2005年の秋までに移転を完了することとしている。 |
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