口蹄疫ウィルス血清型Cのワクチン接種を実施 アルゼンチン農畜産品衛生事業団(SENASA)は、2005年第1回目の口蹄疫ワクチン接種キャンペーンを3月1日から実施することを公表した。2001年4月に開始された同キャンペーンは今回で9回目を迎え、口蹄疫ウィルス血清型AとOのワクチン5,850万本以上を接種することとなっている。
2004年のアルゼンチンの牛肉輸出量(生鮮肉、加工肉、ヒルトン枠および内臓)は47万8千トン、輸出額は10億5千万ドル(約1,102億5千万円:1 ドル=105円)となった。SENASAによると、輸出量についてはここ25年間、額については10年間の最高記録となり、輸出量では米国、カナダ、ニュージーランドをしのぎ、ブラジル、オーストラリアに次ぐ牛肉輸出国となった。現在の輸出先は84カ国に上っている。こうしたことからSENASAでは、現在の衛生状況をさらに強化するために以下のことを改めて周知した。
一方、ブラジル農務省(MAPA)によると、同国でも3月1日よりバイア、セアラ、エスピリトサント、ミナスジェライス、リオデジャネイロの各州の約2,600万頭の牛への口蹄疫ワクチン接種が実施される。これは、2006年末までに口蹄疫撲滅を目指す全国口蹄疫撲滅計画の一環である。今年度の口蹄疫対策には6,530万レアル(約26億1,200万円:1 レアル=40円)の資金が投入されており、これは前年度の3,050万レアル(約12億2千万円)を114%上回っている。なお、この資金のうち65%が非清浄地域を含む北部および北東部に、35%が南部、東部、中西部に充てられる。 |
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