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ひとくちMemo 米国で七面鳥と言えば、クリスマスや感謝祭の食卓には欠かせぬ食材であることはよく知られている。また、日ごろ、ターキー・サンドイッチなどはランチメニューの一つとしても人気が高く、われわれもワシントン駐在員事務所に勤務するまで、七面鳥がこれほど米国内で身近な食材となっているとは知らなかった。 |
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写真4 飼料は、トウモロコシと大豆の配合飼料を使用。給餌は機械化されており、成育のステージによりひな用と育成・肥育用の給餌器を交換する。メスのひなは、ふ化場から導入後、4〜5週間育雛し、肥育後約14週齢で出荷される。 | |||||
写真5 バージニア州ハリソンバーグにある飼料工場。 | |||||
写真6 世界最大規模の七面鳥処理施設であるカーギルミートソリューション社のデイトン工場では、1日当たり8万6千羽を処理する。バージニア州およびノースカロライナ州にある、工場から60マイル(約97キロメートル)以内に位置する約200農場から集荷している。 |
写真7 雄(向こう側、約40ポンド(18キログラム))と雌(手前、約16ポンド(7キログラム))では、仕上げ体重が大きく異なるため、雄はもっぱら加工用に、雌は骨付き製品として流通する。このため、家庭用オーブンで焼かれる七面鳥は雌である。 |
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写真9 丸どり。家庭用のオーブンなどで焼いた際に、焼き加減を確認するためのポップアップタイマーが処理の工程で取り付けられていた。 |
写真10 ひき肉。胸肉のみのものとダークミートを含むものの2種類がある。ダークミートを含むものは肉色が赤く、脂肪分を多く含み、濃厚な味がする。 | 写真11 ソーセージ。あっさりとした味であるが、ホットドッグにしても美味しい。この他にも様々な加工品が生産されている。 |
写真12 同じくバージニア州のハリソンバーグにある食肉加工施設。 |
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写真13 最終製品の抜き取り検査が行われるなど、品質管理に細心の注意が払われていた。写真はターキーハム。米国では七面鳥肉およびその製品はデリカテッセンの素材として四半世紀にわたり支持されている。 | ||
写真14 ワシントン駐在員事務所が入居しているビルのフードコートで、焼き上がったばかりの胸肉とターキーサンドイッチ。値段は4.50ドル。 |
写真15 事務所周辺の量販店における七面鳥肉コーナー。人気は上々
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写真16 事務所周辺にあるレストランの七面鳥料理。
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また、和風を含むさまざまなレシピを米国ターキー協会のサイト(www.eatturkey.com)で閲覧することができるので、感謝祭に七面鳥の料理をしたいが、丸どりは大き過ぎると敬遠されている方にはぜひご閲覧されたい。 なお最近ではわが国の外食産業でも牛肉を用いたメニューの代替メニューとして七面鳥肉を用いたメニューも提供されているとのことである。 |
(協力:カーギル・ミートソリューション社)
ワシントン駐在員事務所 犬飼史郎、唐澤哲也 |
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