● ● ● デンマークの豚飼養頭数は減少傾向 ● ● ● デンマークはEU15カ国の中でドイツ、スペイン、フランスに次ぐ豚生産国であり、豚肉生産量の大部分を輸出するEU最大の豚肉輸出国である。わが国の豚肉輸入の面から見ても、平成16年度は米国を抜いて第1位の輸入相手先となり、同国の豚肉生産および輸出動向がわが国や世界の豚肉需給に及ぼす影響は大きい。
● ● ● 2005年上半期の輸出、前年同期比2.7%の増加 ● ● ● また、DSが公表した同国の2005年1〜6月における豚肉輸出量(生体、加工品を含む)は、前年同期比2.7%増の92万トンとなり、豚肉輸出が堅調に推移していることがうかがえるものとなっている。 豚肉の1〜6月の輸出実績
● ● ● ドイツの子豚価格高騰がデンマークの輸出増をけん引 ● ● ●DSによると、デンマークから多くの生体豚などがドイツへ仕向けられた要因として、ドイツにおける子豚価格が高騰したためとしている。ドイツへの輸出を品目別に見ると、豚肉加工品の前年同期比57.9%増(1万9千トン)に次いで、生体豚は同17.5%増の6万1千トンと伸び率が高くなっている。 |
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