● ● ● 生産の年間増減幅は拡大化 ● ● ● タイ農業協同組合省発表の7月のブロイラー生産量(出荷羽数)は、6,220万羽と前年を12.4%下回ったものの、4月以降の生産量はほぼ6,200万羽前後となっており、直近の生産量は安定的に推移している。 図1 ブロイラー生産量の変化
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国家農産物・食品基準局(ACFS)は10月中旬、アラブ首長国連邦(UAE)の担当者が、近々、タイの鶏肉処理場および加工場19カ所を調査予定であると発表した。タイの中東への鶏肉輸出は、2003年には約2,500トンとなったが、2004年のAI発生により大幅に減少した。また、鶏肉調製品に関してはほとんど輸出実績がなかった。
タイの鶏肉輸出
資料:タイ関税局 |
タイの鶏肉調製品輸出
資料:タイ関税局 |
一方、代表的中東各国の鶏肉輸入量を見ると、2004年にはサウジアラビアが約44万トン、UAEが約16万トンそしてクウェートが約12万トンとなっている。このため、タイがUAEのハラル認証を含む輸出基準を満たすことにより、イスラム教を共通の宗教とする中東への鶏肉調製品輸出拡大への大きなチャンスが到来したと言える。
鶏肉輸入量
資料:FAOSTAT |
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