● ● ● 第1四半期の輸出量は前年同期比11.5%増 ● ● ● 米国農務省(USDA)によると、2006年5月の鶏肉卸売価格は前年同月と比較して軒並み下落し、特に、在庫量の多い骨付きもも肉は、海外における鳥インフルエンザの発生による鶏肉需要の低下も影響し、前年同月比40%安のポンド当たり23.4セント(キログラム当たり58円:1ドル=113円)と大幅に下落した。また、鶏肉生産量の増加により(左図参照)骨付きもも肉以外の卸売価格も下落しており、もも肉が同35.2%安の同35.1セント(同87円)、北東部の骨なしむね肉が同22.8%安の同107.3セント(同267円)となった。 鶏肉卸売価格の推移
第1四半期の国別輸出量の推移
● ● ● 骨付きもも肉の在庫は依然高水準 ● ● ●USDAによると、2005年下半期にかけて増加していた冷凍鶏肉在庫量は、2006年に入り減少傾向で推移しているものの、2006年4月現在の在庫量は前年を21.5%上回る38万2千トンと依然高水準を維持している。2006年4月時点の在庫量を部位別に見ると、むね肉は前年同月比11.3%減の6万トン、丸どりが同1.3%減の1万3千トン、手羽が同11.9%減の1万8千トンと減少した。一方、骨付きもも肉は同108.2%増の5万1千トンとなった。なお、USDAは、冷凍鶏肉在庫量について、2007年にかけて徐々に解消していくと予測している。 冷凍鶏肉在庫量の推移
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