● ● ● わが国の豚肉輸入におけるデンマーク産豚肉の比率が低下 ● ● ● デンマークはEUの中で第5位の豚肉生産国であり、生産量の約8割を輸出するEU最大の豚肉輸出国である。わが国から見ても、同国は豚肉の輸入相手先として重要であり、平成16年度は米国を抜いて第1位の輸入先となった。
● ● ● 2006年初頭の豚飼養頭数は、前年比6.0%減 ● ● ● デンマーク豚肉機構連合(DS)が発表した2006年1月1日の豚飼養頭数は、前年比6.0%減の1,260万頭とかなりの程度減少した。その内訳を見ると、繁殖用雌豚(未経産を含む)が前年比4.3%減の83万8千頭、子豚が同2.3%減の233万1千頭、50キログラム未満の肥育豚が同6.1%減の531万4千頭、50キログラム以上の肥育豚が同8.7%減の538万9千頭と、すべてのカテゴリーで減少している。 デンマークの豚飼養頭数の推移表
● ● ● 生体豚の輸出増が飼養頭数減の一因 ● ● ● DSは、同国の飼養頭数が減少した一因として、子豚および肥育豚の輸出が大きく伸びていることを挙げている。欧州統計局によると、2005年1〜9月におけるデンマークの生体豚の輸出は、前年同期比40.9%増の236万2千頭と大幅に増加した。これらの8割は50キログラム未満の肥育用素豚とされ、全体の9割以上が隣国のドイツに仕向けられている。 デンマークの生体豚輸出の推移表(1〜9月)
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