● ● ● 飼養頭数は引き続き増加傾向で推移 ● ● ●
米国農務省(USDA)は四半期ごとの豚飼養動向調査を発表した。これによると、2006年第3四半期の豚総飼養頭数(9月1日時点)は、前年同期比1.4%増の6,270万4千頭と13期連続の増加になった。飼養区分別に見ると、繁殖豚(雄を含む)は同1.8%増の607万9千頭、肥育豚が同1.3%増の5,662万5千頭となっている。また、体重別に肥育豚を見ると、180ポンド以上の導入が同2.6%増の1,008万2千頭と、ほかの区分に比べて増加率が多いことから、今後の生産量の増加が予測される。
● ● ● 一腹当たりの子豚産子数は9.14頭を記録 ● ● ●
USDAによると、2006年6〜8月の子豚産子数は前年同期比1.1%増の2,672万7千頭とほぼ横ばいとなった。同年同期の分娩頭数は、同0.2%増の292万4千頭となったが、一腹当たりの子豚産子数は、前年同期比0.9%増の9.14頭と増加傾向にある。これは、大規模経営体における規模拡大などがその一因とされる。97年同期には8.7頭だった一腹当たりの子豚産子数は、過去10年間で4.8%の伸びとなるなど、生産量の増加を後押ししている。
一腹当たりの子豚産子数の10年間の推移
資料: |
USDA「Livestock,
Dairy and Poultry Outlook」 |
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● ● ● と畜頭数増で、生産量も前年同期比1.3%増 ● ● ●
USDAによると、2006年第3四半期のと畜頭数は、前年同期比1.0%増の2,579万頭とほぼ同水準で推移した。2006年に入り、カナダからの生体豚が前年同月を上回って推移していることや、輸出量が好調に推移していることがと畜頭数の増加につながったとされる。また、2006年第3四半期の豚肉生産量も、同1.3%増の229万7千トンとなった。
と畜頭数の推移
資料: |
USDA「Livestock,
Dairy and Poultry Outlook」 |
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