牛肉生産量、と畜頭数とも減少の予測豪州資源経済局(ABARE)が四半期ごとに行っている農産物需給見通しによると、2007/08年度(7〜6月)の肉用牛と畜頭数は、前年度比5.3%減の860万頭、牛肉生産量は、同5.8%減の209万6千トンとそれぞれ前回公表値を上方修正したものの引続き減少と予測している。ABAREによると、生産地域の多くでは冬から早春にかけての気象条件が、干ばつ化傾向にあることで出荷頭数は前年と同様に高水準で推移しているが、今後、気象条件の好転が予報されていることで生産農家からの出荷が抑制され、と畜頭数は減少するとみている。このため、2007/08年度の牛のと畜頭数は減少し、加えてと畜時の生体重も低下することから、牛肉生産量は減少すると見ている。なお、今後の肉牛の飼養頭数についてABAREでは、2006/07年度は大規模な干ばつにより肉牛生産者が収益確保のため早期出荷を行った結果、と畜頭数および牛肉生産量は大幅に増加し、これに伴い飼養頭数が減少したが、今後のと畜頭数減少の見込みから2008年6月末時点の飼養頭数は、同0.7%増の2,800万頭と予測している。 肉牛飼養頭数、と畜頭数、牛肉生産量の見通し
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