ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年8月12日号(通巻302号)


EU、牛海綿状脳症対策を強化(full story)

【ブラッセル駐在員 池田 一樹 8月1日発】 EU委員会は、7月30日、牛海
綿状脳症(BSE)など、伝染性海綿状脳症(TSE)と称される一連の疾病の感
染源となる可能性が高い、牛やめん山羊の一部の臓器について、EU全域で、用途
を問わず一切の使用を禁止する措置を決定した。この措置は、EU域外からの輸入
品にも適用される。


米農務長官、DEIPの積極的活用を表明(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 8月6日発】グリックマン米農務長官は、先般、 現下の酪農をめぐる情勢を踏まえ、乳製品輸出奨励計画(DEIP)をウルグアイ ・ラウンド(UR)で合意した上限水準まで活用するとともに、既に、国内の食料 ・栄養援助計画向けに、乳製品の買い上げ措置も講じている旨を表明した。
豪州の肉牛供給、今後減少局面へ(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 8月8日発】豪州では、冬場に入って、生体市場 の上場頭数やと畜頭数が例年水準を上回って推移している。と畜頭数に占める雌牛 の割合も通常レベルを上回っており、豪州業界内には、肉牛供給が今後、減少局面 を迎えるとの見方が強い。
タイ、干魃によりトウモロコシを追加輸入割当(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 8月 7日発】今年のタイの雨期は、少雨によ る水不足のため、トウモロコシなどに干魃の被害が発生し、収穫に相当の減少が見 込まれている。このため、タイ政府は、8月31日を輸入期限とした0%関税のト ウモロコシ15万トンの追加輸入割当てを早急に行うこととしている。
元のページへ戻る
www.lin.gr.jp