ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年4月20日号(通巻335号)


デンマークにおけるミルククォータ取引き(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 4月16日発】 デンマークでは、昨年、すべ
ての酪農家が生乳生産割当(ミルククォータ)の売買取引に参加できる方式を導入
した。新方式の下、今年はじめに最初の取引が行われたが、おおむね酪農家にとっ
ては順調な取引結果となった。


USTR、98年外国貿易障壁報告書を発表(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 4月15日発】米通商代表部(USTR)は3月 31日、通商法およびウルグアイ・ラウンド貿易協定法に基づき、98年外国貿易 障壁報告書を発表した。日本の農業分野については、園芸作物に関する検疫衛生問 題のほか、農畜産物全般に対する高関税などを問題点として指摘している。
港湾労働争議が深刻化(full story) 【シドニー駐在員 野村 俊夫 4月16日発】 豪州の主要な輸出港では、港湾 労働争議が深刻化しており、農産物を含む輸出への影響が懸念されている。組合 側と企業側とが緊迫したにらみ合いを続ける中で、連邦保守政権と農業者団体が 企業側を全面的に支援しており、今後、解決に向けてはかなりの紆余曲折が予想 される。
タイ政府、困窮する鶏卵生産者を融資で救済(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一  4月16日発】 タイの鶏卵生産者は、97 年7月以降、鶏卵価格が経済停滞の影響を受けて下落し、かつ、生産コストが大幅 に上昇したとして、鶏卵販売価格の引き上げを政府に求めている。これに対し、タ イ政府は、鶏卵生産者などに対する融資により救済を図りたいとして、その実施を 急いでいる。
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