ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成16年3月16日号(通巻617号)


イギリスFSA、より健康的な子供の食事のための行動計画を決定(full story)


【ブリュッセル駐在員 関 将弘 平成16年3月11日発】 イギリス食品基準庁(FSA)は
、近年、子供向け食品の販売促進活動について検討を行ってきた。この一環として、3月11日
、FSAの理事会(Board)が食品の販売促進活動と子供に関する行動計画(Action Plan)
について検討を行った。この行動計画では、FSAのみならず、両親やFSA以外の政府機関
、学校、テレビやラジオのキャスター、広告関係者、食品産業の関係者、アニメキャラクター
およびスポーツ選手などの有名人(celebrities)などを含む、子供の食事に影響を与えてい
るか、与える可能性のあるイギリスのすべての人が参画して実施することを提案している。

加からの生体豚輸入へのアンチダンピング等調査申請(米)(full story)

【ワシントン駐在員 道免 昭仁 平成16年3月10日発】米国の全国豚肉生産者協議会(NPPC)
は3月5日、米商務省(DOC)および米国際貿易委員会(ITC)に対して、カナダから輸入され
る生体豚に対するアンチダンピングとカナダの養豚生産関連の助成措置に対する相殺関税の問
題についての調査の実施を申請したと年次総会で発表した。NPPCでは、カナダからの生体豚輸
入に対しアンチダンピング税と相殺関税で5〜20%を課税することなどを要請しているとして
いる。 

豪米FTA合意内容の草案を公表(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 井上 敦司 平成16年3月11日発】 豪州政府は3月4日、米国と締結し
た自由貿易協定(FTA)の合意内容の詳細を公表した。2月8日のFTA合意発表後、野
党側が公表を強く要求していたこともあり、早期の公表となった模様である。牛肉分野につ
いては関税割当枠の拡大や枠内関税の即時撤廃などの他にセーフガードの導入があり、酪農
分野については、品目ごとに関税割当枠の拡大や関税割当制度の維持が取り決められている。

輸出専用養鶏地域の設定案(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 斎藤 孝宏 平成16年3月10日発】タイは今回の高病原性鳥インフ
ルエンザ(鳥インフルエンザ)の発生により、多大な損失を被った。人命が失われたばかり
ではなく、大量の家きんが殺処分されたとともに、輸出先が無くなった鶏肉やシップバック
された鶏肉製品が鶏肉輸出企業の経営に影響を与えている。2月中旬に政府は、今後、この
ような家きんの疾病により鶏肉輸出が影響を受けないよう、輸出専用養鶏地域の設定案を提
示した。

西半球口蹄疫撲滅会議を開催(full story)

◎ アジアミッションが帰国

【ブエノスアイレス駐在員 横打 友恵 平成16年3月10日発】 米国テキサス州ヒューストンで
3月3〜4日、パンアメリカン保健機構(PAHO)および米国農務省(USDA)共催による西半球
口蹄疫撲滅会議が開催された。会議に出席したアルゼンチン農牧水産食糧庁(SAGPyA)のカ
ンポス長官は、口蹄疫ワクチン接種清浄国のステータスを備えている国は、通商上の制限
を受けるのではなく、あらゆる市場にアクセスできるべきであると強調した。

 

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