ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成16年9月14日号(通巻641号)


◎EU産畜産物の衛生証明についてEUとロシアが合意 (full story)

【ブリュッセル駐在員 関 将弘 平成16年9月8日発】 欧州委員会は9月2日、EU産畜産物の衛生証明に
関するEUとロシアの協議が合意に達したことを公表した。今後、EUは、ロシアに輸出される畜産物
については統一した衛生証明書を使用することにより、10月1日以降もEU産畜産物のロシアへの輸出
を継続できることとなった。

◎栄養ガイドラインの見直しの作業が進められる(米国) (full story)

【ワシントン駐在員 犬飼 史郎 平成16年9月8日発】 2005年版栄養ガイドライン顧問委員会レポートが8
月27日に公表され、9月27日までの1カ月間意見公募が行われることとなった。近年米国では肥満が死
亡原因の上位を占めるようになっており、貧困層のファーストフード依存による肥満の増加や若齢層の
炭酸飲料・スナック依存などの食生活の変化も社会問題として顕在化しており、今回の栄養ガイドライ
ンの改訂は注目を集めている。

◎MLA、豪州牛肉産業の最新中期見通しを発表(豪州) (full story)

【シドニー駐在員 井上 敦司 平成16年9月8日発】 豪州家畜生産者事業団(MLA)は8月24日、豪州
の牛肉産業の最新の中期見通しを発表した。これによると、豪州の牛肉産業は、2005年まで干ばつの影
響を受け牛肉生産量は減少するが、2006年には回復しその後は順調に拡大していくと予測している。ま
た、米国産牛肉の日本や韓国への輸出再開後いったん、輸出量は減少するものの、その後は強い需要を
背景に拡大していくとみている。

◎順調な豚肉調製品輸出(タイ)(full story)

【シンガポール駐在員 斎藤 孝宏 平成16年9月8日発】 農業協同組合省畜産開発局の統計数値によると、
1月〜5月の豚肉調製品の輸出量は約1,700トンで、前年同期の約1,000トンに比べて大きく増加してい
る。その一方で、タイ国内の豚肉価格の動向を見ると高病原性鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザ)
による代替需要で急激に上昇し、その後値を戻している。このような状況の下、日本の食品企業がタイ
の企業との合弁会社により来年からの豚肉調製品の生産を計画しており、将来的にも日本への輸出が拡
大する見込みである。

◎2004年上半期の豚肉需給(チリ) (full story)

【ブエノスアイレス駐在員 横打 友恵 平成16年9月8日発】 農業省農業政策・調査局(ODEPA)による
と、2004年上半期の豚肉輸出量(冷蔵、冷凍。製品重量ベース)は前年同期比21.1%増の3万5千トン
、輸出額は同43.0%増の1億400万ドルとなった。中でも日本向けは輸出額で7,100万ドルとなり、全輸
出額の68.3%を占めている。


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