週報「海外駐在員情報」



◆お知らせ◆
 

   海外駐在員情報は、2007年12月18日付け通巻第796号をもちまして、毎週火曜日の定期的配信を
取り止めることにいたしま した。
    皆様に海外の畜産関係の最新の動向をなるべく早くお伝えするという観点から、2008年1月以降は
適時、当機構ホームページ上の海外駐在員情報で公開することとしましたので、 引き続きご覧いただく
ようよろしくお願いします。

 

平成19年12月11日号(通巻795号)


◎EU、豚肉の輸出補助金を一時再開 (full story)  
                                                             
【ブリュッセル駐在員 小林 奈穂美 平成19年12月5日発】 EUの豚肉管理委員会は11月29日、豚枝肉などに対す
る輸出補助金の一時再開を決定し、11月30日よりこの措置の適用を開始した。今回の輸出補助金は、EU域外
のすべての国に輸出される豚肉などが対象で、豚枝肉は100キログラム当たり31.1ユーロ(5,038円:1ユーロ
=162円)などとなっている。なお、10月29日より開始されていた豚肉の民間在庫補助の受付は12月4日をもっ
て打ち切られている。    

◎米国農務省、2007年の農業経営所得を史上最高と予測 (full story)

【ワシントン駐在員 郷 達也 平成19年12月5日発】 米国農務省は11月28日、2007年の農業経営所得が前年
を285億ドル上回り、史上最高の875億ドルになるとする予測を公表した。その要因として、燃料向け穀物の需
要拡大やドル安による輸出拡大により、主要農産物の価格が上昇していることを挙げている。また、11月30日
には、2008財政年度(〜2008年9月)の農産物輸出額についても前年を91億ドル上回り、史上最高の910億ドル
に達するとする予測を公表している。   

◎2007/08年度冬穀物生産、過去5年間平均を39%下回る見込み(豪州)(full story)                                
 
【シドニー駐在員 井田 俊二 平成19年12月6日発】豪州農業資源経済局(ABARE)は12月4日、2007/08年度
冬穀物および夏穀物の生産予測を公表した。これによると、冬穀物生産量は2,166万トンで、厳しい干ばつで
あった前年度を37.9%上回るものの、5年間(2001/02〜2005/06年度)の平均である3,520万トンを38.5%下
回る低水準となった。また、夏穀物生産量はソルガムを中心に生産量が増加し、前年度比42.3%増の269万ト
ンを予測している。 

◎バイオ燃料利用義務化へ(フィリピン)(full story)

【シンガポール駐在員 林 義隆 平成19年12月6日発】フィリピンでは、2004年より政府関係の車両などにバイオ
ディーゼルの混合軽油の使用が義務付けられるなど、バイオ燃料の利用が促進されており、今年2月にはバイ
オ燃料法(共和国法第9367号)が発効した。このため同国農務省(DA)と科学技術省は共同でバイオエタ
ノールやバイオディーゼルなどのバイオ燃料生産に係る実用可能な原料と技術の特定や開発を進めることとな
っているほか、DAはバイオ燃料製造に必要な穀物生産プログラムの開発を進めることとなっている。    

◎サンパウロ州の牧草地と穀物畑がサトウキビに転換(伯)(full story)

【ブエノスアイレス駐在員  松本 隆志 平成19年12月5日発】ブラジルのサンパウロ州の2004年から2006年にかけ
ての作付状況の変化をみると、草地面積やトウモロコシおよび大豆の作付面積は、やや減少している一方、
サトウキビ作付面積は、大幅に増加している。                                                                              │
  さらにサンパウロ州の農業関係者の多くの方が今なお、草地などからサトウキビへの転換が目立つことを
指摘していた。

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