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来年度の穀物生産量は1.4億トンの見込み(ブラジル)


作付面積の増加に伴い生産量も増加

  国家食糧供給公社(CONAB)は10月4日、2008年度第1回主要穀物生産状況調査を発表した。調査
結果によると、作付面積はわずかに増加し前年度比1.2%〜3.4%増の4,668万〜4,772万ヘクタール(2007
年度4,615万ヘクタール)となり、生産量もやや増加し前年度比2.6%〜5.2%増の1億3,489万〜1億3,832
万トン(同1億3,152万トン)と見込んでいる。
今年度並みのトウモロコシ輸出を見込むも干ばつの懸念

 トウモロコシについては、当初2007年度の期末在庫が893万トンと予測され、生産者価格が低迷したことか
ら、2008年度の生産量は減少すると予測されていた。しかしながら、輸出量が急増(海外駐在員情報786号
参照)し、生産者価格が上昇したため、作付面積はやや増加し前年度比1.5%〜3.0%増の1,421万〜1,442
万ヘクタール(2007年度1,400万ヘクタール)となり、生産量もやや増加し前年度比1.2%〜3.2%増の5,175
万〜5,280万トン(同5,114万トン)と見込んでいる。

  2008年度のトウモロコシの需給表を見ると生産量が増える一方で、好調な鶏肉生産を反映し国内需要も
4,400万トンとかなり増加し、輸出量も900万トンと意欲的な見込みとなっている。

  しかしながら、本年5月からラニーニャ現象(9〜11月の天気の特徴:フィリピン〜インドネシア、オ
ーストラリア〜ニューギニア島にかけて多雨傾向、太平洋赤道域の中部〜西部、東シナ海〜日本西部、ウ
ルグアイ付近で少雨傾向(気象庁ホームページより))が観測されており、これによる干ばつが懸念され
ている。



 【ブエノスアイレス駐在員 松本 隆志 平成19年10月10日発】


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