2月6日、ブラジル貿易審議会(CAMEX)は決議第8号により、6月30日までメルコスル域外からの小麦の輸入関税を0%とすることを公表した。
小麦の最大の輸入先であるブラジルでは、アルゼンチンの輸出登録停止措置に対し、小麦の国内供給不足を避けるため、カナダや米国からの輸入を容易にするべく2008年1月末に、メルコスル域外の関税の引き下げを検討し、アルゼンチンの輸出再開の内容を評価してから決定を下すこととなっていた。
国内供給が不足して国内の小麦価格が上昇し、インフレ要因となるのを避けるための措置であると見られる。