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米国農務省、2008年産飼料穀物の生産者販売価格予測を引き上げ

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 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は7月11日、世界農産物需給推計の月次報告を公表し、2008/09年度(2008年9月〜2009年8月)における米国の主要飼料穀物の生産者販売価格予測を引き上げた。

 これによると、2008年産のトウモロコシ生産量はほぼ前月予測と変わらず(0.2%減)、前年比10.4%減の117億1,500万ブッシェルと見込まれている。これは、6月30日に同省全国農業統計局(NASS)から公表された2008年のトウモロコシ作付面積が8,730万エーカーとこれまでの予測を130万エーカー上回ったものの、15年ぶりにコーンベルト地域を襲った洪水の影響から収穫予測面積はほぼ前月予測並みにとどまり、その一方で長雨による作付けや発芽の遅れから1エーカー当たりの単収が前月予測を0.5ブッシェル下回る148.4ブッシェルとされたためである。

 これに対し、2008/09年度のトウモロコシ需要量は、豚やブロイラーの出荷頭羽数削減が予想よりも遅れていることから飼料等向けが5千万ブッシェル引き上げられたものの、エタノール工場の建設の遅れや稼働率の低下からエタノール向けが5千万ブッシェル引き下げられたことなどにより、総需要量は前月予測をわずかに下回り、前年度比2.3%減の124億9,500万ブッシェルになると見込まれている。

 総需要量が下方修正された結果、トウモロコシの2008/09年度の期末在庫量は8億8,300万ブッシェル(前年度比47.9%減)と前回予測から1億6,000万ブッシェル引き上げられることとなった。しかし、生産者販売価格については大豆価格上昇の波及効果でさらに一段高になると予測されており、1ブッシェル当たり5.50〜6.50ドルと前月予測を0.20ドル上回る水準に引き上げられている。

 一方、2008年産の大豆生産量は前月予測から1億500万ブッシェル引き下げられ、前年比16.1%増の30億ブッシェルと見込まれている。作付面積がこれまでの予測よりも減少したことに加え、悪天候や洪水による収穫面積割合の低下や1エーカー当たり予想単収の低下が生産予測引下げの要因となっている。また、需要量についても、国内向けが1,700万ブッシェル、輸出向けが5,000万ブッシェル、それぞれ引き下げられており、総需要量は29億9,600万ブッシェル(前年度比1.6%減)になると見込まれている。さらに、2008/09年度末の在庫量は、前月予測からさらに3,500万ブッシェル引き下げられ、1億4,000万ブッシェル(前年度比12.0%増)になると予測されている。

 なお、2008/09年度の生産者販売価格は、需給のひっ迫を踏まえて前月予測から1.00ドル上方修正され、1ブッシェル当たり12.00〜13.50ドルと予測されている。
米国における主要飼料穀物の需給見通し
【郷 達也 平成20年7月11日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 調査課 (担当:藤井)
Tel:03-3583-9532



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