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米国農務省、2008年産の主要農作物の生産予測量を公表(9月)

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 米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)は9月12日、作況調査に基づく9月1日現在の単収予測を踏まえ、2008年の主要作物の生産予測量を公表した。主産地で8月の降水量が不足したことなどにより、トウモロコシと大豆の生産予測量はともに前月の予測値から引き下げられている。

 トウモロコシの生産量は120億7,237万ブッシェルと、史上最高となった昨年の生産量を7.7%下回ると予測されており、8月の公表値から1.8%引き下げられた。収穫予測面積は7,930万エーカーで前月から変更されていないが、1エーカー当たり収量予測値が8月の公表値を2.7ブッシェル下回る152.3ブッシェルに引き下げられたことが生産予測量の引き下げにつながった。USDA/NASSは、単収予測を引き下げた理由として、コーンベルトのうち作付けが遅れた地域を中心に8月の降水量不足の影響が見られることなどを挙げている。
地域別に見ると、コーンベルトでは中心部に位置するイリノイ州を除いて軒並み単収予測値が引き下げられており、特にコーンベルトの北部から東部にあたるウィスコンシン州、ミシガン州、オハイオ州で引き下げ幅が大きくなっている。

 大豆の生産量は29億3,389万ブッシェルと昨年を13.5%上回ると予測されているが、8月の公表値からは1.3%引き下げられた。トウモロコシと同様、収穫予測面積は7,330万エーカーと前月から変更されておらず、単収予測値が8月の公表値から0.5ブッシェル引き下げられて40.0ブッシェル/エーカーとされている。USDA/NASSは、春先の天候不順による作付けの遅れの結果、9月時点のさやの数が昨年よりも少ないとしており、また、一部には夏場の水不足の影響も見られるとしている。大豆の生産地域はほぼトウモロコシの生産地域と重なるが、主要州の中ではコーンベルト東部のインディアナ州やオハイオ州、同西部のネブラスカ州で単収予測が引き下げられている。

 同日には米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)による9月の世界農産物需給推計の月次報告も公表され、2008/09年度(2008年9月〜2009年8月)における主要穀物の需給見通しが示されている。

 これによると、トウモロコシの消費仕向け量は、生産量予測の下方修正に伴って飼料向けが前月予測よりも引き下げられ、全体で126億4,500万ブッシェルと予測されている。また、期末在庫数量は前月から1億ブッシェルあまり引き下げられ、10億1,800万ブッシェルと予測されている。一方、大豆の消費仕向け量についても、国内搾油向けなどで前月予測よりも引き下げられ、全体で29億4,900万ブッシェルに下方修正されている。2008/09年度の生産者販売価格については、トウモロコシ、大豆ともに前月の予測からブッシェル当たり0.10ドル引き上げられ、それぞれ5.00〜6.00ドル、11.60〜13.10ドルになると予測されている。

 この予測値の公表を受け、12日のシカゴマーカンタイル取引所の穀物相場は大きく上昇し、12月限月のトウモロコシは前日比30セント高のブッシェル当たり5.6325ドル、11月限月の大豆は26セント高の同12.02ドルとなっている。
(表1)主要州におけるトウモロコシの単収と生産量
【郷 達也 平成20年9月12日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 調査課 (担当:藤井)
Tel:03-3583-9532



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