ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成10年9月29日号(通巻357号)


EUが豚肉民間在庫補助を発動(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 9月24日発】EU豚肉管理委員会は、9月
15日、豚肉の民間在庫に対する補助を発動することとし、9月28日から実施
する決定を行った。EUでは、最近の豚肉需給の緩和に伴い市場価格が大幅に下
落しており、今回の決定はその対応策として取られた措置である。

カナダ、米国に対し国際協定に基づく協議を要請(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 9月24日発】米国サウスダコタ州に端を発す
るカナダ産の生体牛、生体豚および穀物に対する検疫強化措置の実施により、カ
ナダからのこれらの産品の輸出が妨害されるという状況になっている。これに対
しカナダは、米国と会合を持ったものの不調に終わったため、WTOなどに基づ
く協議を要請した

豪州でニューカッスル病発生(full story)

【シドニー駐在員 藤島 博康 9月25日発】シドニー近郊の養鶏場で、ニュ
ーカッスル病(ND)の発生が確認された。豪州でのNDは1930年代に2例
が確認されたのみであり、関係者の衝撃は大きい。また一方で、これまで、ND
の進入阻止を大きな理由の一つとしていた鶏肉輸入に関する検疫条件の見直しに
も、大きな影響を与えそうだ。

再建策を模索するインドネシアの酪農(full story)

【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 9月24日発】インドネシアの酪農は、通
貨の大幅な下落による輸入乳製品の高騰で、牛乳価格が大幅に値上がりするとと
もに、所得の目減りが消費量の減少に大きく影響し、深刻な問題となっている。
しかし、財政難にある政府は、各国の技術支援などを有効に活用することが、酪
農再生の最善策の一つとしている。

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