豚肉

◇図1:豚肉の生産量◇

5月―68,741トン(▲4.4%)

・と畜頭数は、前年同月をやや下回り1,269千頭(▲4.7%)。

肉豚生産出荷予測
(単位:千頭、()内前年同月比%)
資料:農林水産省生産局畜産部「肉豚生産出荷予測」
(平成16年7月1日公表)

◇図2:豚肉の平均枝肉重量(全国平均)◇

5月―77.4kg(0.2%)

・前年同月と同水準となった。

◇図3:豚肉の輸入量◇

5月―89,289トン(15.9%)

・3月末で輸入品に係る関税緊急措置が解除されたため、4月以降、前年同月を大幅に上回り推移している。
・冷凍品は、カナダ、デンマークなどが前年同月に比べかなり増加したことにより合計で73,406トン(21.0%)となった。
・冷蔵品の約7割を占める米国産が前年同月と同水準となり、合計では15,875トン(▲2.9%)となった。

◇図4−1:米国からの豚肉輸入量◇

5月の米国産―23,602トン(▲5.9%)

・冷蔵品は、11,120トン(0.5%)と前年同月と同水準となったものの、冷凍品は、前年同月をかなり大きく下回り、12,481トン(▲11.0%)となった。

◇図4−2:デンマークからの豚肉輸入量◇

5月のデンマーク産―31,216トン(30.8%)

・ほぼ全体を占める冷凍品は、前年同月を大幅に上回り31,188トン(30.8%)となった。

◇図5:豚肉の推定出回り量◇

5月―132,729トン(▲2.3%)

・国産品は、68,065トン(▲4.4%)と前年同月をやや下回った。
・輸入品は、64,663トン(0.0%)と、前年同月と同水準となった。

◇図6:豚肉の家計消費量(1人当たり)◇

5月―457g/人(6.7%)

・牛・鶏に対する代替需要はやや落ち着きを取り戻しているものの、1月以降、前年同月を上回って推移している。

4月の加工仕向肉量―38,408トン(12.2%)

・国内物は、7,117トン(10.5%)。
・輸入物は、31,291トン(12.6%)。
お中元用の加工仕向けの需要があり増加した。

◇図7:豚肉の推定期末在庫量◇

5月―206,877トン(14.6%)

・輸入量の増加、荷動きの停滞などから前年同月をかなり大きく上回った。
・国産品在庫は、6カ月連続で、前年同月を下回り、19,845トン(▲7.7%)となった。
・輸入品在庫は、187,032トン(17.7%)と前年同月を大幅に上回った。

◇図8:豚肉の卸売価格(東京・省令)◇

5月―462円/kg(4.5%)

・前月より23円下がり、弱気配で推移した。

6月―520円/kg(0.0%)

・と畜頭数の減少などにより堅調に推移した。

◇図9:国産豚肉の仲間相場(冷凍品)◇

5月冷凍品「うで」―418円(11.8%)
同「もも」―438円(11.5%)


・高級部位の「ロース」、「ヒレ」を除き、ほぼ前年をかなりの程度上回った。

◇図10:輸入豚肉の仲間相場(冷蔵品)◇

5月米国産「ロース」―646円/kg(5.2%)

・前年同月をやや上回った。
・12月以降、米国産チルド品は、前年に比べ全般的に値を上げた。

◇図11:輸入豚肉の仲間相場(冷凍品)◇

4月デンマーク産「ばら」―550円/kg(5.2%)

5月デンマーク産「ばら」―546円/kg(3.2%)

・前年年同月をやや上回った。
・カナダ産「ばら」についても、552円/kg(4.5%)と前年同月をやや上回った。

◇図12:輸入豚肉の仲間相場(冷凍品)◇

5月カナダ産「うで」―341円/Kg(10.0%)

・14年3月以降前年同月を下回って推移していたが、16年3月より小戻し気味に推移している。
・米国産「うで」については、329円/kg(18.3%)となり、15年7月以降前年同月を上回って推移。
・カナダ産の冷凍品は、ヒレを除き、前年に比べ全般的に値を上げた。

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