鶏肉

◇図1:鶏肉の生産量◇

2月-109,398トン(2.7%)

・生産量は、前年同月をわずかに上回った。
・国産品在庫量は、20,632トン(▲8.8%)と前年同月をかなりの程度下回った。

ブロイラー用ひなえ付け羽数−49,981千羽(1.1%)

・前年同月とほぼ同水準となった。
・ひな出荷見通しは、前年同月比で、3月1%、4月▲3%、5月▲2%(3月上旬聞き取り)となっている。

◇図2:鶏肉の輸入量◇

2月-17,435トン(▲47.7%)

・わが国の主な輸入先である中国、タイ、米国などで鳥インフルエンザが発生し、
輸入停止措置が講じられた。
一方、代替としてブラジルからの輸入量が大幅増加したものの全体では前年同月を大幅に下回った。
・タイ産は、実績なし
・米国産は、331トン(▲88.8%)
・中国産は、935トン(▲87.8%)
・ブラジル産は、16,155トン(71.1%)

◇図3:鶏肉の調製品輸入量◇

2月-1,469トン(▲88.5%)

・鶏肉と同様に鳥インフルエンザ発生国からの輸入停止措置が講じられたため、
前月の1割にも満たない輸入量となった。
・3月に、タイの22工場、4月には、中国の35工場が輸出可能な加熱処理施設として指定されている。

◇図4:鶏肉の推定出回り量◇

2月-132,615トン(▲6.3%)

・国産品は、106,211トン(2.2%)
・輸入品は、26,404トン(▲29.7%)。

◇図5:鶏肉の家計消費量(1人当たり)◇

2月-249g/人(▲12.6%)

・国内外の高病原性鳥インフルエンザ発生の影響による買い控えから、前月に比べ17g、前年同月に比べ36g減少した。

1月の加工仕向肉量-3,025トン(▲11.8%)


・国内物は2,326トン(5.7%)、主な輸入先で輸入停止措置が執られたことにより、
輸入物は、699トン(▲43.1%)となり、全体では前年同月をかなり大きく下回った。

◇図6:鶏肉の推定期末在庫量◇

2月-88,381トン(▲29.7%)

・12月から在庫の取り崩しが続き前年同月を大幅に下回った。
・国産品は、20,632トン(▲8.8%)と前年同月をかなり大きく下回った。
・輸入品も、引き続き前年同月を大幅に下回り67,749トン(▲34.3%)となった。

◇図7:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

2月-もも肉559円/kg(▲19.0%)

・前年同月をかなり大幅に下回った。

  -むね肉230円/kg(9.5%)

・輸入停止措置による加工向け製品の不足から引き合いがあり、前年同月をかなりの程度上回った。

3月-もも肉474円/kg(▲26.4%)

・前年同月を大幅に下回った。

  -むね肉226円/kg(15.9%)

◇図8:輸入鶏肉の卸売価格◇

2月-米国産骨付きもも肉344円/kg(19.4%)
    タイ産骨付きもも肉457円/kg(22.8%)


3月-米国産骨付きもも肉345円/kg(21.5%)
    タイ産骨付きもも肉460円/kg(24.0%)

・米国からの輸入停止措置による品薄感から徐々に値を上げている。

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