需給動向 国内 |
総務省が公表する「家計調査報告」によると、8月の全国1世帯当たり(世帯人員3.13人)の食料品消費支出金額は80,617円で、前年同月比70円高となっている。 乳製品の支出金額を前年同月比で見ると、支出金額は1,110円で同14円高となっており、品目別ではバターは51円で前年同月と同水準、チーズは285円(同12.6%高)、他の乳製品は41円(同5.1%高)と19年11月以降は3品目とも10%前後高い水準で推移しており、平均価格についても、バターは100グラム当たり187.01円(同29.8%高)と3カ月連続で前年同月比30%高で推移し、チーズは169.70円(同15.2%高)と7カ月連続(同15%前後高)で推移している。 一方、牛乳を見ると、支出金額は1,494円で同94円安(同5.9%安)と低落しており、購入量では7.84リットル(前年同月比5.8%減)と6カ月連続で前年同月を下回って推移し、牛乳の支出金額は、長期にわたり前年同月を下回る水準となっている。 なお、平均価格について見ると、20年4月以降前年を上回る価格であったが、8月はリットル当たり190.65円(同0.2%安)とほぼ前年同月と同水準となった。 図5 1世帯当たりの品目別支出金額の前年度比の推移 |
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