大使公邸で日本産牛肉輸入再開・豚肉輸入開始を記念して開催
在シンガポール日本大使公邸で7月16日、在星日本大使館の主催で、日本産牛肉・豚肉の試食会が開催された。
この試食会は、本年5月に、2001年9月以来禁止されていた日本産牛肉の輸入が再開されるとともに、日本産豚肉の輸入が開始されたことを記念して開催されたものである。(5月14日付け海外駐在員情報(http://lin.alic.go.jp/alic/week/2009/sp/sp20090514.htm)参照)
食品安全を所管する農食品獣医庁を管轄するマー・ボータン国家開発大臣を主賓に、両国の関係者57人を招いて開催された。
57人の招待客は鹿児島黒牛、かごしま黒豚に舌鼓
試食会に先立ち、山中大使から、これまでの輸入交渉に係るマー大臣および関係者への尽力に感謝の意が表された。また、日本食の人気が高いシンガポール人に、世界的にも軟らかさや独自の生産技術などで知られた、正真正銘の日本産の和牛、黒豚を提供できて大変うれしいとの挨拶があった。
マー大臣からは、これまで多くの日本人関係者と話をしてきたが、常に聞かれた関心事項は、いつ日本産牛肉の輸入が再開されるかということだったというエピソードが紹介された。また、この件は政治的に解決されるべきではなく、科学に基づいて解決されるべきであり、関係者の尽力により、本件が国際的基準により解決され、食を愛するシンガポール人が日本産牛肉、豚肉を楽しむことができるようになってうれしいとの挨拶があった。
挨拶の後、鹿児島県の協力により提供された鹿児島黒牛の刺身やステーキ、かごしま黒豚のトンカツや角煮、炭火焼が供され、招待客が舌鼓を打っていた。
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山中大使・マー大臣御夫妻】
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【黒豚炭火焼】
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