需給動向 国内

◆豚 肉◆

猛暑は秋の相場になお影響


◇絵でみる需給動向◇


 農林水産省「食肉流通統計」の全国のと畜頭数は7月は131万9千頭(前年同月比4%減)、8月は128万9千頭(前年同)、9月(速報値)は128万6千頭と前年同月比9%減と減少した。

  今年は記録的な猛暑の影響で、増体不良となっており出荷が大幅に遅れていることが原因とされている。

  また生産量についても、大幅に増加した前年と比べ5月から8月まで4カ月連続で下回って推移した。このため、8月の枝肉卸売価格(東京・大阪省令加重平均価格)は品薄感もあって上昇し、キログラム当たり497円(前年同月比25%高)、9月(速報値)は同519円(同33%高)となっている(図2)。

  しかし、10月に入ると残暑も落ち着き、増体も向上してきたことから、一日当たりの平均と畜頭数は前月を上回って推移している。

  農林水産省「肉豚生産出荷予測(宮崎県除く)」によると、秋以降の出荷頭数は過去5年平均との比較では依然高水準で推移し、10月は140万頭(過去5年平均で4%増)、11月は136万頭(同2%増)、12月は142万頭(同2%増)、と増加が予測されている。

 また、財務省「貿易統計」によると8月の輸入量は5カ月連続で前年度を上回って推移し、輸入品在庫量(機構調べ)は2カ月連続で前年度を上回って推移し、国内在庫量を圧迫してきている。枝肉卸売価格は、同400円台後半で推移してきており、卸売価格の低下が懸念される。

図2 豚肉卸売省令価格および推定期末在庫量の推移(東京・大阪加重平均)
資料:農林水産省「食肉流通統計」、農畜産業振興機構調べ)



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