月報「畜産の情報」

2010年11月


ALIC


Monthly

目 次

【話題】

農業構造問題と日本型畜産の可能性
九州大学大学院農学研究院 教授 福田晋


【需給動向】

-国 内-

主要品目の直近月需給

牛肉・豚肉の輸入見込み数量

◇牛 肉 黒毛和種の8月の肉用子牛取引頭数は大幅増、価格は前年割れ

◇豚 肉 猛暑は秋の相場になお影響

◇鶏 肉 8月の輸入量は前月並みの水準

◇牛乳・乳製品 8月の生乳生産量は、猛暑で前年同月を下回る

◇鶏 卵 小玉が多い中、相場動向に注目

◇飼料 平成22年10月〜12月期の配合飼料供給価格、2期連続して据え置き
-海 外-

主要畜産国の需給

◇牛 肉
米 国
E U
豪 州 2010/11年度の牛肉輸出量は、主要3カ国向けとも増加見込み
 
◇豚 肉
米 国 増産の兆候が見え始めた豚肉産業
E U 9月の豚枝肉卸売価格、3カ月連続で前年値を下回る
◇鶏 肉
米 国 飼料価格の上昇を踏まえ、ブロイラー生産量を下方修正
タ イ 増加傾向で推移するタイの鶏肉調製品の輸出
ブラジル
 
◇牛乳・乳製品 
米 国 
E U 9月の脱脂粉乳卸売価格は前月比3.2%高と上昇に転ずる
豪 州 2010/11年度の生乳生産量はやや回復する見込み
 
◇飼料穀物
粗粒穀物:需給が均衡する中、価格は上昇


【需給解説】

牛肉の販売意向調査の結果(22年度下期)
〜量販店での和牛の販売促進は拡大へ〜

食肉生産流通部 食肉需給課長 藤野 哲也、同課長代理 小田垣諭司


【調査・報告】

都市型酪農の多面的機能
−弓削牧場のあゆみから−

東 京大学大学院経済研究科 准教授 矢坂 雅充


【海外駐在員レポート】

カナダの酪農事情
〜牛乳乳製品の消費動向・消費拡大策を中心に〜

ワシントン駐在員事務所 中野 貴史、上田 泰史


【海外トピックス】

◇北 米
畜産物取引価格の報告義務の延長が決定(米国)
◇欧 州
第6回目の介入買入在庫入札、脱脂粉乳1,700トンが初めて落札(EU)
◇オセアニア
2010/11年度の冬穀物生産量、4千万トン台に上方修正(豪州)
◇アジア
フィリピンの2010年上半期の畜産部門は好調
◇南米
肉牛供給不足などで牛肉パッカーが工場を閉鎖(アルゼンチン)




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