2007年の乳製品需給


◇絵でみる需給動向◇


2007年の乳製品生産量は軒並み前年比増

 米国農務省(USDA)によると、2007年のバター、脱脂粉乳、チーズの生産量はそれぞれ、前年比5.6%増の69万4千トン、同6.6%増の59万2千トン、同1.4%増の438万7千トンとなり、軒並み増加した。最も伸び率の高かった脱脂粉乳は、1月〜5月まで前年同月を下回って推移していたものの、7月〜10月は前年同月を約4割上回って推移し、その後伸び率は減少、12月の生産量は同5.0%減の4万9千トンとなっている。バターも同様の増減となり、7〜8月は同20%増で推移したものの、12月の生産量は同2.6%増の6万4千トンとなっている。一方、チーズは脱脂粉乳、バターに比べるとその伸び率は穏やかとなっている。


脱脂粉乳卸売価格は高騰

 2007年の乳製品卸売価格は乳製品国際価格の高騰に伴い上昇したが、中でも輸出量が生産量の約4割(2006年参考)に当たる脱脂粉乳の価格は高騰し、7月のピーク時には前年同月比170.7%高の1ポンド当たり222.4セント(1キログラム当たり524.6円:1ドル=107円)を記録した。その後卸売価格は下落し、2008年1月は同31.3%高、ピーク時から32.6%安の同149.8セント(同353円)となっている。一方、バター、チーズの輸出量はそれぞれ生産量の約1.6%、1.7%(同参考)に当たり、卸売価格は比較的安定していた。バターは6月に前年同月比29.0%高の同150.2セント(同354円)を記録し、2008年1月には前年同月と同じ122.5セント(同311円)まで下落している。チーズは7月に同24.6%高の237.5セント(同560円)を記録し、その後2008年1月(242セント:同571円)まで前年同月を20%以上上回って推移している。

乳製品生産量の推移


2008年にかけてチーズ価格も軟化の見通し

 一方、依然高値圏内で推移しているチーズ卸売価格について、USDAは、2008年第1四半期にピークを迎え、その後下落し、平均卸売価格は2007年と比較し3.9%低下すると予測している。また、その要因として、生乳生産量が前年を2.7%上回ると予測されていることに加え、価格が堅調に推移しているチーズの生産に、今後より多くの生乳が仕向けられると考えられることを挙げている。

乳製品卸売価格の推移


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