ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成17年11月22日号(通巻698号)


◎イギリス、30カ月齢を超える(OTM)牛の食肉流通を開始(full story)

【ブリュッセル駐在員 和田 剛 平成17年11月16日発】イギリスでは11月7日より、96年5月1日以降、公衆
衛生保護対策として30カ月齢を超える(OTM)牛の肉を食肉として流通することを禁止していた対
策を見直し、OTM牛の食肉の市場への流通を開始した。

◎WTO香港閣僚会合に向けた米国農業団体の意見(2)(full story)

【ワシントン駐在員 犬飼 史郎 平成17年11月15日発】米国下院農業委員会は11月2日、世界貿易機関の香港
閣僚会合に向けた米国内の各農業団体などの意見に関する公聴会を開催した。

◎連邦政府農相、羊のNLISの速やかな実施を提案(豪州)(full story)

【シドニー駐在員 横田 徹 平成17年11月17日発】豪州連邦政府のマクゴーラン農相は11月9日、声明
を発表し、羊の全国家畜個体識別制度(NLIS)について、2007年までに懸念される問題点などを見
直すよう提案した。また、同農相は「豪州にとってNLISは、家畜の生産、輸出に関する幅広い危機
管理体制の面から重要」とした上で、「全国的に一貫したシステムを実施するため、すべての業界関係
者がこの計画を受け入れて欲しい」と述べ、関係者の理解を求めた。

○中国、豪州国内の食肉処理工場10カ所を新たに輸出認定

◎半島部地域経済協力(ACMECS)の進展状況(full story)

【シンガポール駐在員 木田 秀一郎 平成17年11月17日発】タイの首都バンコクにおいて11月1日から3日
間の日程で、第2回ACMECS会合が開催された。これはタイによる周辺各国への南南協力体制で、
今回の会合では鳥インフルエンザに関する加盟国間での協力体制整備のほか、委託栽培契約に基づくタ
イへの特定農産品の輸入関税免除、インフラ整備、人的交流などに関する協議が持たれた。

◎ブラジル、鳥インフルエンザ対策を強化(full story)

【ブエノスアイレス駐在員 横打 友恵 平成17年11月16日発】ブラジル農務省(MAPA)はブラジル国内におけ
る鳥インフルエンザ予防およびモニタリングを強化するため、ワーキンググループの設置を決定した。
これは10月25日にロドリゲス農相がフルラン開発商工相、衛生省代表者、養鶏関係団体の代表らと行っ
た会議の後に発表したもので、同グループの目的は鳥インフルエンザに対する官民共同の行動を定め、
予防策を強化し、監視体制を確立することにあるとしている。

○口蹄疫による殺処分は2万頭を超える見込み


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