週報「海外駐在員情報」

平成18年8月8日号（通巻731号）

◎欧州委、サルモネラ菌削減に向け新たな規則を適用 (full story)

【ﾌﾞﾘｭｯｾﾙ駐在員　山﨑 良人 平成18年８月２日発】欧州委員会は８月１日、サルモネラ菌削減に向けた
二つの規則であるＥＵ域内の家きんおよび卵でのサルモネラ保菌率を削減するための目標率を設定する規
則と、同菌の削減のために利用する手段を制限する規則を適用したと公表した。

◎米国産牛肉の対日輸出再開に対する反応(full story)

【ﾜｼﾝﾄﾝ駐在員 唐澤 哲也 平成18年８月１日発】ジョハンズ米農務長官は７月27日、日本政府が同日米国
産牛肉の輸入再開を決定したことを受け、今後も科学に基づく国際基準にそった牛肉貿易を進める努力を
継続しなければならないとしながらも、当該決定を賞賛する声明を発表した。また、米国の各食肉関係団
体も、今後向けたステップと強調しつつ、概して今回の決定を歓迎するコメントを発表した。

◎豚の全国個体識別制度開始、来年１月に完全実施へ（豪州）(full story)

【シドニー駐在員 井田 俊二 平成18年８月３日発】豪州では、７月17日から豚肉生産者団体であるオー
ストラリア・ポーク・リミテッド（ＡＰＬ）をはじめ官民一体で進めてきた豚の全国個体識別制度が開始
された。この制度では、国内で取引される豚に個体の出生、飼養および移動などの情報が記載されたピッ
グ・パスという書類が添付され、外来疾病などの発生時に早期の原因特定および適切な対策を講じる上で
大きく寄与すると期待されている。この制度は順次導入され、来年１月１日までに完全実施されることと
なっている。

◎タイで鳥インフルエンザが再発(full story)

【ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ駐在員 林 義隆 平成18年８月３日発】タイ農業・協同組合省は７月24日、タイ北部ピチット県
で鳥インフルエンザ（ＡＩ）の再発を確認したと発表した。ＡＩの発生は、昨年11月９日に確認されたの
が最後となっており、今回の再発確認は約８カ月ぶりとなる。                                                  
  また、タイ保健省は７月26日、同県で24日に死亡した17歳の男性がＡＩに感染していたことを発表した。
タイにおける人への感染事例は、世界保健機構（ＷＨＯ）によれば昨年12月上旬の死亡事例が最終となって
いたが、今回のＡＩ再発により、死亡者数は2004年以降の累計で15人、感染者数は同23人（死亡者を含む）
となった。

◎ウルグアイ、トレーサビリティ法を公布  (full story)

【ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ駐在員 横打 友恵 平成18年８月２日発】ウルグアイ政府は８月２日、トレーサビリティ法（法
律第17997号2006年7月12日制定）を公布した。この法の下で、先に公布された決議(2006年４月21日付け)に
おいて定められた個体識別登録システム(ＳＩＲＡ)により、個体番号が記録された耳標とＩＣタグの装着、
データベースへの牛の登録が義務付けられ、出生からと畜までの間の移動、所有者の変更、衛生関連などの
情報を把握することが可能となる。
                                                  
○第120回国際農牧工業展を開催(アルゼンチン)

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平成18年8月8日号（通巻731号）

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